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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年8月30日のヘッドライン
- 最低賃金とは、非正規雇用者を含め、全労働者に適用される国内時給の下限額。
毎年都道府県ごとに決定され、10月以降適用される。2024年度は全国平均51円の引き上げ。最低賃金で働く年間1,800時間労働者は、年間約91,800円程度の賃金増となる。
異色は徳島県の84円増、一気に四国一の時給980円となった。全国平均は1,050円、最高は東京の1,163円、2位は神奈川1,162円、3位は大阪1,114円。
- 医師偏在対策で6つの施策を提案 <日本医師会>
日本医師会の松本吉郎会長は8月21日の会見で、医師偏在に対する日医としての考え方を明らかにした。松本会長は問題の解決には「一つの手段で解決するような『魔法の杖』は存在しない」としたうえで、都道府県における議論とこれまでの取り組みは引き続き充実させつつ、次の6点の取り組みを挙げた。▼「医師少数区域等で一定期間勤務した医師」という地域医療支援病院の管理者(院長)要件を、公的・公立病院にも拡大▼医師少数地域で新たに開業する診療所への資金支援や医師の派遣▼全国レベルの医師マッチング支援▼保険医療機関の管理者として、卒後一定期間の保険診療実績の要件を加え、保険診療の質を向上▼現行の地域に必要とされる医療機能を担うことへの要請の枠組みを制度化し、地域で足りない医療機能を強化し、実績をフォローアップする仕組みを導入▼上記の施策を5~10年で推進するための1,000億円規模の基金創設。
◎参考サイト:日医on-line
- 「武見国際保健プログラム」フェローを募集 <日本医師会>
日本医師会は9月1日から11月30日までの間、「武見国際保健プログラム」のフェローを募集する。同プログラムは1983年、武見太郎元日医会長の構想である「医療資源の開発と配分」に着目した米・ハーバード大学が、同大学公衆衛生大学院に設置した学際的プログラムで、毎年、世界各国から10名程度の中堅の専門家・研究者がフェローとして選考され、研究活動を行っている。日医では毎年2名の日本人フェローを選考し、資金援助を行っており、今年も同様に2名まで募集する。往復旅費、滞在費の一部として、1人当たり500万円が支給される。派遣期間は2025年8月~2026年6月。対象は、以下の条件をすべて満たす者となっている。▼40歳未満の医師または保健医療分野の研究者▼日本国籍を有し日本在住である者▼修士課程を修了している者(6年制の医学部等は修士相当とみなす)▼TOEFL iBTで100以上、もしくはIELTSで7以上の英語能力を有する者(応募時点で点数を満たしていなくても応募可)。
◎参考サイト:日本人フェローの募集について(概要)
(公開日 : 2024年08月30日)