2024年9月10日のヘッドライン

• 維新の兵庫県知事に辞職要求の圧力、併せて出直し選挙を求めたところに苦心の跡。これでは不信任決議に同調できず。
  知事と百条委の論理力の勝負。自民党主選、立民党主選と並べていると、日本の政治構造の理解を深める一面も。
  


• 厚労省内に「医師偏在対策推進本部」を設置 ＜武見厚労相＞
  武見厚労相は8月30日の閣議後記者会見で、同日、厚労省が公表した「近未来健康活躍社会戦略」の中で打ち出された医師偏在対策に言及。年末の対策パッケージの策定に向け、自身が本部長となり、省内関係部局による「厚生労働省医師偏在対策推進本部」を設置することを明らかにした。厚労省は、人生100年時代をできるだけ長く、健康に活躍できる社会を「健康活躍社会」と命名。「近未来健康活躍社会戦略」は、その実現に向け、▼戦略的に医療・介護産業を育成する▼国民皆保険を堅持しつつ、医療・介護全体としての収入を拡大し、その成果を国民に還元する▼国民一人ひとりが健康で有意義な生活を送りながら活躍できる「健康活躍社会」を実現する――という3つの骨子を掲げている。
  ◎参考サイト：武見大臣会見概要
  


• 国立大牟田病院、4人が患者虐待に関与し、9人・14件の被害を認定 ＜福岡県＞
  福岡県は8月23日、国立病院機構大牟田病院における入院患者の虐待に関する調査結果を公表した。虐待を受けたと認定された患者は9人。内訳は性的虐待6件、身体的虐待4件、心理的虐待4件（重複があり、被虐待者数と一致しない）だった。虐待者は療養介助専門員や看護職員など4人。虐待の内容は、「頭を叩く、ひきずるような行為をした」「ベッドを揺さぶり、大声で威嚇」「痛がり拒否しているにもかかわらずマッサージを続けた」「わいせつな言葉を発した」など。県では今後、病院が提出した再発防止策が適切に実施されているかを病院に出向いて確認し、実施されていなければ、障害者総合支援法に基づく勧告等を行うという。
  ◎参考サイト：独立行政法人国立病院機構大牟田病院における入院患者への虐待について【PDF】