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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年9月17日のヘッドライン

  • 勇ましく旗を振ったが…。アスリート遺伝子研究停止。
    結果の使い道や価値見えにくく、漏洩等リスク大きく。
    2017年から開始、2000人超が協力したが、2022年には停止していた。
    このたび主催者の国立スポーツ科学研究センターが声明発表して判明。
    各方面の遺伝子研究への影響大きく。

  • 2024年、介護事業者の倒産が過去最多のペース <東京商工リサーチ>
    東京商工リサーチは9月6日、厳しい経営環境が続く介護事業者(老人福祉・介護事業)の倒産増に歯止めがかからないとするレポートを公表した。2024年1~8月の「介護事業者」倒産は114件(前年同期比44.3%増)で、介護保険法が施行された2000年以降、同期間最多の2020年の85件を大幅に上回った。改定で基本報酬が引き下げられた「訪問介護」が55件(同25.0%増)、コスト増の負担が重いデイサービスなどの「通所・短期入所」が35件(同45.8%増)、競争が激しい「有料老人ホーム」が11件(同175.0%増)と、いずれも同期間で過去最多を記録した。倒産の増加要因は、複合的な要因が重なっている。倒産した114件のうち、「販売不振」(売上不振)が82件(構成比71.9%)と最も多く、次いで、赤字累積の「既往のシワ寄せ」が11件(同9.6%)と業績悪化が8割超を占めた。レポートでは、「現状のペースでは年間170件超が見込まれ、年間最多の2022年(143件)を大幅に更新しそうだ」としている。
    ◎参考サイト:2024年1-8月「老人福祉・介護事業」の倒産調査

  • 後期高齢者医療、窓口負担2割で医療費総額が3%減少 <厚生労働省>
    厚生労働省は8月30日の社会保障審議会医療保険部会に、後期高齢者医療の窓口2割負担の導入で、医療費総額が3%程度減少した等とする厚生科学研究の検証結果を報告した。検証は2021年11月~2023年6月の単身かつ特定の所得層約10万人を対象に実施した。分析の結果、一定以上の所得者は2割負担となった2022年10月直前に「駆け込み需要」があったことが示唆されたものの、その影響が小さくなった2023年2月以降は、1カ月当たりの医療サービスの利用割合、医療費総額、医療サービスの利用日数がそれぞれ1%程度、3%程度、2%程度減少した。
    ◎参考サイト:第181回社会保障審議会医療保険部会(ペーパーレス) 資料

(公開日 : 2024年09月17日)
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