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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年9月18日のヘッドライン

  • 地方生活が長生きの秘訣。人口10万人当りの百歳以上者数の1位は島根県で160人。2位は高知154人、3位が鹿児島131人。
    厚労省百歳以上者数発表、全国で95,000人。昨年より3,000人増か、コロナ禍にも耐え、54年連続増加中。増加者のうち80%が女性。
    一方で、薬剤耐性菌問題で高齢者への影響心配する声。

  • 後期高齢者の医療費3割負担の対象拡大、検討へ <政府・高齢社会対策大綱>
    政府は9月13日、中長期的な高齢者施策の指針となる「高齢社会対策大綱」を閣議決定した。6年ぶりの改定となる新大綱は、後期高齢者のうち、医療費を3割自己負担する「現役並み」所得の対象拡大について、「検討を進める」と明記した。2023年現在、52%となっている65~69歳の就業率を、29年までに57%まで引き上げるなどの数値目標も掲げ、65歳以上への定年延長や、66歳以上の継続雇用制度を導入する企業を支援する方針も打ち出している。また、65歳以上で一定の収入があると年金が減額される「在職老齢年金」の見直しなど、年金制度を「働き方に中立的な仕組み」にしていくことを目指すとしている。そのほか、医療・介護複合ニーズの高まりを踏まえた地域包括ケアシステム構築、認知症基本法に基づく施策などを進める方針も盛り込まれている。
    ◎参考サイト:高齢社会対策大綱(内閣府)

  • 医療機関の倒産、過去最多のペースで推移 <帝国データバンク>
    医療機関(病院・診療所・歯科医院)の倒産が過去最多のペースで推移していることが、帝国データバンクの調べで明らかになった。9月9日に公表されたレポートによると、2024年の倒産は8月までに、病院4件、診療所20件、歯科医院22件の計46件で、すでに昨年の年間件数41件を上回っている。今後も発生ペースがダウンしなければ、年間件数は 70 件前後となる可能性があり、2000年以降で最も多かった 2009年の52件を大きく上回り過去最多となることはほぼ確実の状況だという。業態別では、診療所と歯科医院の件数増加が顕著で、それぞれ過去最多(診療所=2009年の 27件、歯科医院=2018年の23件)を更新する可能性が高い。
    ◎参考サイト:「医療機関」倒産動向【PDF】

(公開日 : 2024年09月18日)
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