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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2024年11月21日のヘッドライン

  • 厚労省、抗認知症薬ドナネマブ(米イーライトーリー社製)の保険診療適用認可。
    同種薬エーザイのレカネマブに続いて二例目。300万円程度の高薬価が共通している。
    しかし薬価の割には治療効果を明確に打ち出せないのがメーカーの悩み。
    初期の認知症の進行が止まったという程度のあいまいな治療効果にどれ程の医師・患者の吸収力があるか。
    客観的治療効果のデーターとは、アミロイドベータ量の減少だが、これも直接的な効果と証明するのは困難らしい。

  • 今年の平均出産費用は前年比2.3%増の51.7万円 <厚生労働省>
    厚生労働省は11月13日、2024年度上半期(4月~9月)の正常分娩の平均出産費用が51万7,952円だったことを明らかにした。厚労省と子ども家庭庁が設置した「妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会」で、調査結果を公表した。出産育児一時金が原則50万円に引き上げられる前の2022年度からは7.4%増、23年度からは2.3%増だった。都道府県別で最も高かったのは東京都の64万6,203円、最も低かったのは、熊本県の40万2,255円だった。22年度からの増加率が最も高かったのは沖縄県の12.0%、最も低かったのは宮城県の2.1%となっている。室料差額などを含め実際にかかった費用の平均は、22年度比で8.1%増、23年度比で2.7%増の58万9,794円だった。
    ◎参考サイト:妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会

  • 医療安全推進週間で多彩な周知活動を展開 <厚生労働省>
    厚生労働省は11月25日(いい医療に向かってGO)を含む1週間を医療安全推進週間と定めており、今年は11月24日~30日となる。その周知のため厚労省では、『劇場版ドクターX』とタイアップしたポスターの配付や、広報誌「厚生労働」で医療安全の特集を組むといった施策を展開している。そのほか、横浜市立大学附属病院の協力で、動画を作成。医療安全に向けた医療機関の取り組みの紹介に加え、患者も医療安全に参画するために知識が必要であることを啓発する動画がYouTubeで公開されている。
    ◎参考サイト:令和6年度「医療安全推進週間」について

(公開日 : 2024年11月21日)
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