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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年12月3日のヘッドライン
- 病院船、長年の構想ようやく地上・海上の連携訓練実施。
NPO法人ピースウィンズジャパン保有のパワーオブチェンジ号。11月29日に広島港で実施。
今後の課題は、運用チームの具体化とコスト負担。
災害対策の象徴として官民一体となった取り組みが期待される。
- 「死亡」の誤判断避けるため、救急現場での適正な観察を求める <総務省消防庁>
救急隊が死亡と判断し、傷病者を医療機関へ搬送せず引き揚げた後、体動があるとの警察官からの通報により再度出動、医療機関へ搬送するという事案が発生したことを受け、総務省消防庁は11月13日、救急現場における適正な観察の実施を求める通知を、各都道府県消防防災主管部(局)長宛てに発出した。通知は、「傷病者が明らかに死亡している場合の一般的な判断基準」(消防実務質疑応答集)6項目すべての確認に加え、「明らかに死亡している」という先入観を持たないこと/診器、心電計等の観察用資器材を活用し、心静止を確認するなど、的確な観察を実施すること/判断に迷う場合は、指示医師に連絡し、指示・指導・助言を受けること――を求めている。
◎参考サイト:救急活動時における適正な観察の実施について【PDF】
- 日本製エムポックスワクチンを、WHOが「緊急使用リスト」に登録 <KMバイオロジクス>
明治ホールディングスの医薬品事業会社であるKMバイオロジクス株式会社は11月20日、同社のエムポックスワクチンが、11月19日付でWHO(世界保健機関)の緊急使用リスト(EUL)に登録されたと発表した。EULとは、未承認ワクチンなどに関し、現時点での臨床データを基にWHOが審査しリスト化すること。感染症が流行している国の薬事承認が未取得でも、緊急使用できる。同社の『乾燥細胞培養痘そうワクチンLC16「KMB」』は、国内では1980年に天然痘のワクチンとして医薬品製造販売承認を取得。2022年8月に「エムポックスの予防」に関する効能・効果の追加承認を取得している。エムポックスはアフリカ諸国で流行し、欧州や東南アジアでも渡航歴のある人を中心に感染が確認されている。
◎参考サイト:ニュースリリース【PDF】
(公開日 : 2024年12月03日)