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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2024年12月10日のヘッドライン
- 一部で救急車の有料化が検討されている。タクシー代わりに救急車を使う救急車ハッカー対策のためだ。
ハッカーの防犯対策には、多大の費用と人手がかかり、その割には成果は少ない。
その理由は、性善説から性悪説への人の見方の転換を伴うからである。
これまで救急車と国民の関係は非常にうまくいっている。
相手は国民、セキュリティ対策を行うにしても、性善説を前提にした仕組みであることを望む。
- 2023年の一般病院数は、前年比0.5%減の7,065施設に <厚生労働省>
厚生労働省は11月22日、2023年の医療施設調査・病院報告の概況を公表した。23年10月1日現在における一般病院数は、前年より35施設・0.5%減の7,065施設、そのうち療養病床を有する病院は3,403施設で、前年から55施設・1.6%減だった。無床診療所は、29施設・0.03%増の9万9,253施設、有床診療所は317施設・5.3%減の5,641施設となった。一般病床の病床数は、前年比3,801床・0.4%減の88万6,663床。人口10万対の病院の一般病床数を都道府県別に見ると、多いほうは高知(1,146.5床)、大分(1,074.9床)、北海道(1,018.0床)の順。少ないほうは、神奈川(508.7床)、埼玉(519.6床)、愛知(531.6床)だった。病床利用率と平均在院日数は、一般病床が70.8%(前年比1.8ポイント増)/15.7日(0.5日減)、介護療養病床が75.8%(同4.6ポイント減)/295.7日(同12.1日減)だった。
◎参考サイト:令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況
- 2023年、日本人の野菜摂取量は過去最低に <国民健康・栄養調査>。
厚生労働省は11月25日、2023年の「国民健康・栄養調査」の結果を公表した。身体の状況では、男性の20歳以上の肥満者(BMI25以上)の割合は31.5%で、2020年から横ばいが続いている。栄養・食生活については、20歳以上の野菜摂取量の平均値は256.0gで、比較可能な01年以降最低となった。身体活動・運動に関する状況では、20歳以上の歩数の平均値は男性で6,628歩、女性で5,659歩であり、直近10年間で男女とも有意に減少している。現在習慣的に喫煙している者の割合は15.7%。男性は25.6%、女性は6.9%だった。男女とも18年以来5年ぶりに微増した。
◎参考サイト:令和5年「国民健康・栄養調査」の結果
(公開日 : 2024年12月10日)