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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2025年1月24日のヘッドライン

  • 悪性インフレに、医療機関耐え切れず。2024年倒産は医業件数、帝国データバンクによると786件と過去最多。
    内訳は医科診療所618(78.6%)、歯科医院145(18.5%)、病院23(2.9%)。
    倒産というハードランディングは64件で全体の8.1%。
    医療機関経営不況の始まりを予感させるデータである。

  • 看護職を応援するポータルサイトを開設 <日本看護協会>
    日本看護協会はこのほど、看護職を応援するポータルサイト「看護職応援サイト」を開設した。コンテンツは次の3つに大別される。▼学習支援ツール:実習や臨床での経験が不足しがちな対応や技術を中心に、自己学習できる動画を掲載。▼メンタルヘルスサポート:メンタルヘルスに関する相談窓口。▼バーチャルコミュニケーション:メタバース空間(仮想空間)で交流できる場を提供。アバターを使って、気軽なコミュニケーションを楽しむことができる。
    ◎参考サイト:看護職応援サイト

  • 経鼻栄養チューブ誤挿入の見落とし事例を紹介 <日本医療機能評価機構>
    日本医療機能評価機構は1月15日に公表した医療安全情報で、経鼻栄養チューブ挿入後、X線画像を確認したが、誤挿入に気づかなかった2事例を取り上げ、注意喚起した。1例はICU治療中にチューブを挿入後、ポータブルX線撮影装置のディスプレイ画面で確認したところ、気管内にあったチューブの先端が胃内にあると誤認。看護師が内服薬と栄養剤を注入した結果、患者の呼吸状態が悪化した。もう1例は、経鼻栄養チューブの先端が肺に挿入されていた事例。▼X線画像による経鼻栄養チューブの走行確認のポイントをまとめ、職員に周知する。▼経鼻栄養チューブ挿入後のX線画像の確認は、先端の位置だけでなく走行確認のポイントに沿って行う、という対策が示された。
    ◎参考サイト:医療安全情報 No.218【PDF】

(公開日 : 2025年01月24日)
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