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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2025年1月27日のヘッドライン
- トランプ政権スタートして1週間。
意外と静かな立ち上がりである。しかし注目度は抜群で世界中の多くの人が心理学者化している。彼の発する言葉や反応によって生じるデータを収集し、分析して、癖や傾向を読み取ろうとしている。
そしてそれは必ず成功する。何故なら彼の周りには読み取り成功者(ゴマすり)が数万人も存在しているからである。一年もしないうちに、トランプは裸の王様化し、対応ノウハウ本も続々出てくる。
関心を寄せるべきは、共和党がトランプ利用価値をどう読み、どう利用しようとしているかであろう。
- 献体の写真をSNS上で公開した事案で調査委立ち上げ <日本形成外科学会>
海外での医療技術講習会に参加した美容外科医が献体の写真をSNS上で公開したとの報道について、日本形成外科学会は1月15日、調査委員会を立ち上げたことを明らかにした。当該医師は同学会員ではないものの、関係者の中に学会員が含まれているとの情報があったという。今回の件について同学会では、「たいへん重く受け止め、断じて容認できない」としている。また学会員に対しては、学会の倫理綱領に基づいて適切に行動するよう、改めて周知を徹底したという。
◎参考サイト:ご遺体を用いた医療技術講習会における不適切な行動の報道について【PDF】
- コロナ禍での高血圧患者の受診控え、低所得層の女性で顕著 <東北医科薬科大/東北大>
東北医科薬科大学と東北大学は1月8日、2020年~2023年における高血圧患者の世帯所得と定期受診状況との関連に関する調査結果を公表した。研究グループは、JACSIS研究(日本におけるCOVID-19問題および社会全般に関する健康格差評価研究)のデータを用いて、治療中と回答した高血圧患者 2,832名を対象に世帯所得と定期受診控えとの関連を調べた。318.2万円(中央値)未満を低所得群、それ以上を対照群として分析を行った結果、2020年において低所得群の19.6%が定期受診を控えていたのに対し、対照群では8.8%だった。一方で 2021年以降、高血圧受診控えは大きく減り、世帯所得の影響も消失した。研究グループでは、「この変化から、緊急事態制限などの社会活動制限が、治療中高血圧患者の受診行動に大きな影響を与えていたことがわかった」としている。また2020年の結果については、女性の低所得群は対照群と比較して、定期受診を控えるリスクが 3.14 倍高く、男性(1.21倍)と比べても明らかに高かったこともわかった。研究グループではこの結果について、「COVID-19流行下で女性の家事・育児負担が増加したことが影響している可能性がある」とコメントしている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2025年01月27日)