オベリスク F/U
Obelisk フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2025年2月27日のヘッドライン
- トランプ氏第四のディーリング戦術披露。「頭越し」。
連邦職員の解雇に第1号適用。各雇用主抜きで、イーロンマスク氏が直接対応。
2番目はウクライナ停戦問題。ウクライナ抜きで、加害者のロシアとのみ交渉。
「停戦」と称して、その仲介手数料として、地下資源の採掘権を得る算段。
日米安全保障も担保つきローン化の恐れも。
- ダウン症の染色体治療に向けた研究成果を公表 <三重大>
三重大学は2月19日、大学院医学系研究科の橋詰令太郎講師らが、ダウン症者の細胞から過剰な21番染色体を除去する手法を開発したと発表した。研究グループは、ダウン症者の皮膚の線維芽細胞から樹立したiPS細胞から、ゲノム編集技術を用いて、3本ある21番染色体のうち特定の1本を狙い撃ちし、最大37.5%の頻度で除去することに成功したという。また正常化された細胞では、遺伝子発現パターンなどの特性が正常に戻ることも確認した。同大では今回の成果について「ダウン症に伴う合併症の予防や改善に貢献することが期待される。また、出生前診断を踏まえた出産の是非に関する議論に、『治療する』という新たな選択肢を提示する可能性を秘めている」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
- 無線式心電図の送信器番号を登録しなかった事例で注意喚起 <日本医療機能評価機構>
日本医療機能評価機構は2月17日、患者に無線式送信機を装着したものの、セントラルモニタに送信器番号を登録しなかったため、生体情報がセントラルモニタに表示されず、心肺停止等に気づけなかったという医療事故が、2020年1月1日から2024年末までの間に7件報告されているとして注意喚起した。原因は、機器を準備したリーダー看護師がセントラルモニタに送信器番号を登録したと、担当看護師が思い込んだ、あるいは、患者に無線式送信機を装着後、別の業務を行ったため、番号の登録を失念したというもの。対策としては、送信機装着前に番号を登録する/装着後、すぐにセントラルモニタに心電図の波形やSpO2が表示されていることを確認する/リーダー看護師は、モニタリングの指示が出ている患者の一覧と、セントラルモニタに表示されている患者名を確認する――という3つが示されている。
◎参考サイト:医療安全情報 No.219【PDF】
(公開日 : 2025年02月27日)