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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2025年6月9日のヘッドライン

  • 見えてきた「インフレ米価」のボトルネック。
    卸の構造と精米機能の寡占にあり。米価が下がれば農民の収入が減るは作られた物語。
    農家=農協も勘違い、農家はむしろ自分たちの収入と米価との差に唖然状態。
    インフレ米価と農家収入の差は、その多くが農協と卸の中間業者に廻っている。
    メディアの取材の宝庫は中間業者にあり。

  • 職員の敷地内喫煙発覚で、診療報酬450万円返還へ <岐阜赤十字病院>
    岐阜赤十字病院は5月23日、職員が敷地内で喫煙していた事実を受け、施設基準を満たさない診療報酬を患者と保険者に返還すると発表した。同院では2005年から敷地内禁煙としているが、昨年12月、外部からの通報を受け調査したところ、事務職や看護師など16人が敷地内で喫煙していたことが判明した。これを受け、敷地内禁煙が施設基準となっている「ニコチン依存症管理料」約310万円(06年6月~24年受診分)と「連携強化診療情報提供料」約140万円(20年6月~24年受診分)、計約450万円を、対象患者と保険者に返還することを決めたという。当該職員を厳正に処分することと、院長等による敷地内定期巡回など再発防止策も明らかにした。
    ◎参考サイト:診療報酬の一部返還についてお詫びとお知らせ【PDF】

  • 眼底画像から血圧や血糖値を推定するAIを一般公開 <日本眼科学会・名大・国立情報学研究所>
    日本眼科学会、名古屋大学、国立情報学研究所は5月12日、眼底画像から個人の血圧、血糖値、腹囲、BMIを推定するAIを開発、無償公開を開始したと発表した。開発にあたっては、日本医療研究開発機構(AMED)の支援により構築されたデータベース、Japan Ocular Imaging Registry: JOIRで収集された画像データを用いた。血圧など各項目の真値が付与された17~94歳の眼底写真約13万枚を学習データとし、値の推定を行った結果、推定値と真値の間の平均絶対誤差は、収縮期間血圧10.34mmHg、拡張期血圧7.09mmHg、血糖値8.71mg/dl、腹囲7.18cm、BMI2.53だった。160万枚以上の大規模画像データセットを用いて開発された海外のAIモデル(Ryan P. et al., Nature Biomed Eng,2, 2018)と比べ、学習用画像数が10分の1以下にもかかわらず、これに匹敵する性能になったという。今回の成果について研究グループでは、「生活習慣病の予防医学の分野における基礎研究や疫学研究の進展が促されるとともに、動脈硬化などの疾患予測に関する知見が深まる可能性がある。将来的には、こうしたAI 技術が健診や遠隔医療の現場に導入され、非侵襲的かつ簡便な方法で個人の健康リスクを可視化することができるようになるかもしれない」としている。
    ◎参考サイト:ニュースリリース【PDF】 AIモデルダウンロードページ

(公開日 : 2025年06月09日)
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