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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2025年6月10日のヘッドライン
- 随意備蓄米の心理的効果で入札備蓄米の価格下がる。
前週比37円安い4,223円。
農協 在庫古米化を怖れ、市場放出が勢いづく可能性。
そうなると週ごとの値下げ幅も百円単位に。
石破政権によるインフレ対策初の成功事例に。
- HPKIセカンド電子証明書による電子処方箋署名サービスの有償化見直しを要望 <日本病院団体協議会・日医>
今年2月、医療情報システム開発センター(MEDIS)は、HPKIセカンド電子証明書による電子処方箋・電子調剤記録の電子署名サービス利用料を有償化する方針を打ち出した。6月末までに年間5.5万円(400床未満)または 11万円(400床以上)の利用料を支払わなければ、7月からサービスを利用停止となる。この措置に対し5月23日、15団体で構成する日本病院団体協議会と日本医師会は連名で、リモート署名サービス有償化を見直すよう求める要望書を福岡厚労相に提出した。要望書は、有償化は電子処方箋の普及促進の流れに逆行するものと指摘。昨年度末のシステム設定誤りによる混乱や災害対応実装によるさらなる費用増の予測なども相まって、電子処方箋利用そのものへの不安も生じているとの現状認識を示した。そのうえで、医療の質向上や重複投薬抑制、業務の効率化が期待される電子処方箋を導入する病院を支援するため、サービス利用料有償化を見直すよう求めている。
◎参考サイト:要望書【PDF】※日本医療法人協会のサイト
- 「循環器病」という言葉の認知度は43.4% <日本循環器学会など>
日本循環器学会と日本脳卒中協会、日本循環器協会は5月22日、厚生労働省の2024年度普及啓発事業の一環として実施された「国民の循環器病に関する知識調査」の結果を公表した。調査は15歳~79歳の1万人を対象にインターネットで実施され、病気の認知度や症状、治療方法、発症の原因、健康情報の入手先、発症後の支援制度などについて調査した。今回は公表されたのは、病気の認知度に関する調査結果である。それによると、「循環器病」という総称を知っていると回答した割合は43.4%で、「脳梗塞」49.5%、「心筋梗塞」47.7%、「くも膜下出血」46.2%、「脳卒中」45.5%、「心不全」44.2%より低かった。一方、循環器病より認知度が低かったのは、「狭心症」35.5%、「大動脈瘤破裂」34.7%などで、最も低かったのは「末梢動脈疾患」12.3%だった。さらに、循環器病を「よく知っている」と回答した687人においても、個々の病気をよく知っている人は6割程度であることもわかった。日本脳卒中協会常任理事の岡村智教慶大教授は、「病気に対する認識の不足は、早期発見や適切な対応を遅らせる原因になる可能性がある」として、今後もわかりやすい情報発信に努めていくとしている。
◎参考サイト:脳卒中・循環器病に関する国民の知識調査(第1報:病気の認知度について)
(公開日 : 2025年06月10日)