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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2025年6月18日のヘッドライン
- 参院選用インフレ対策、与・野党ガップリ。
与党はインフレ米価対策。野党はガソリン価格対策。
与党は複雑流通網の実態把握へ。野党はガソリン税の廃止を求めて国会で与・野党論議。中東戦争で石油危機への国民の関心高まる。
与・野党通じての熱心なインフレ対策は歓迎すべきこと。
- 骨太方針2025公表、「社会保障関係費は経済・物価動向を踏まえた対応」<政府>
政府は6月13日、「経済財政運営と改革の基本方針2025—『今日より明日はよくなる』と実感できる社会へ—」(骨太方針2025)を閣議決定した。社会保障関係費については、高齢化等による「自然増」に相当する伸びに抑える」という従来の姿勢を一部見直し、経済・物価動向等を踏まえた対応を、今後の予算編成に反映する方針を打ち出した。さらに医療・介護・障害福祉の処遇改善については、「過去の報酬改定等における取り組みの効果を把握・検証し、本年(2025年)末までに結論が得られるよう検討する」と明記している。自民、公明、日本維新の会の3党合意に関しては、OTC類似薬の保険給付のあり方の見直しなどは盛り込まれたが、新たな地域医療構想に向けた数値目標「11万床削減」は記載されなかった。
◎参考サイト:経済財政運営と改革の基本方針2025
- バイオシミラー使用促進事業を、全都道府県支部で実施へ <協会けんぽ>
全国健康保険協会(協会けんぽ)は6月9日、「バイオシミラー(BS)使用促進等に係る医療機関・関係団体向けアプローチ支援事業」を、今年度から47都道府県の全支部で開始すると発表した。2024年度は協会けんぽ加入者のレセプトデータから、地域や医療機関ごとのバイオシミラー使用状況を分析し、医療機関への働きかけを行うパイロット事業を10支部で実施した。そこで得られた知見を踏まえ、今年度からはバイオシミラー使用促進の働きかけを行う事業を全支部で実施する。さらに、今後、バイオシミラーを含む後発医薬品普及に向け、地域フォーミュラリについての取り組みも実施する意向を表明した。地域フォーミュラリ策定に向けた地域の関係者間の意見交換や議論を促進するために、協会けんぽのレセプトデータの分析結果をもとに、自治体や地域医療関係者への試行的な働きかけを行う予定という。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
(公開日 : 2025年06月18日)