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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2025年6月30日のヘッドライン
- 石破氏15年先の2040年の名目GDP1,000兆円を参院選公約。
現在GDP約60兆円の約1.5倍。
年平均2~3%の伸び必要。達成のポイントは最低賃金の伸び。
- 今年1~5月の病医院倒産は18件、過去2番目の高水準 <東京商工リサーチ>
2025年1-5月に発生した病院・クリニックの倒産は18件で、上半期(1-6月)では過去20年で最多だった2009年の26件に次ぐ2番目の水準となることがほぼ確実となった。東京商工リサーチが6月12日に公表した「TSRデータインサイト」によると、18件のうちクリニックは11件(前年同期比21.4%減)、病院は7件(同250.0%増)であり、病院は過去20年間で最多を記録した。また前年同期にはなかった負債10億円以上が5件に急増。従業員数も前年同期ゼロだった300人以上が2件、50人以上300人未満も7件と大幅に増え、規模の大きな病院の倒産が目立つ。コロナ禍で実施された福祉医療機構のゼロ・ゼロ融資が今夏、返済のピークを迎える。TSRでは、「返済原資を確保できない医療機関の破綻が広がると、地方を中心に医療空白の地域が増える可能性も出てくる」としている。
◎参考サイト:TSRデータインサイト
- オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」、有効期間を6年から8年に延長 <厚生労働省>
タミフルの後発品である、オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」について、厚労省は6月16日付の事務連絡で、有効期間を6年から8年に延長することを示した。販売製造元から室温での有効期間を6年から8年に延長する届出がなされたことを受けた措置で、現在流通している製品(有効期間が3年、4年または6年の前提で使用期限が外箱に印字されている製品)にも適用される。市場流通品を含めた同剤の有効期間は2021年に3年から4年へ、23年に4年から6年へ延長され、今回で3度目の延長。厚労省では、貴重な薬剤を無駄にせず有効に活用する観点から、使用期限の短い製剤から使用するよう要請している。
◎参考サイト:事務連絡【PDF】
(公開日 : 2025年06月30日)