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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2025年7月7日のヘッドライン
- 大政党のばらまき財源論争の陰で、参政党とれいわ新選組が新しい台風の眼に。
論点はアメリカトランプ氏張りの移民政策。SNS上で大論争となっているという。
特に参政党については東京都議選の高当選率(4人のうち3人)が怖れられている。
特に自民公明維新の保守3党は戦々恐々の状態。
- 2040年のがん医療需要、85歳以上の罹患者数が増加 <厚生労働省>
厚生労働省は6月23日、2040年に向けたがん医療の需要見通しを明らかにした。「がん診療提供体制の在り方に関する検討会」に提出した資料によると、21年のがん罹患者数98.9万人の76%は65歳以上だが、今後、生産年齢人口の減少により、64歳以下のがん罹患者数は減少、65~84歳の罹患者数は横ばい、85歳以上は増加し、総数では「横ばいからやや増加」する。都道府県単位では、都市部を中心に16都府県で増加、31 道県で減少する。40年時点の三大療法(手術・放射線・薬物)別の需要は、手術療法が25年比で5%減少の見込み。院内がん登録を用いた将来の手術療法の実施割合の推計において、小児を除く実施割合が減少していることを踏まえもの。一方、高齢がん患者への実施割合が増加している放射線療法/薬物療法の需要は、それぞれ 24%/15%増加すると見込まれている。
◎参考サイト:第18回がん診療提供体制のあり方に関する検討会(資料)
- 中高年以降発症の気分障害とタウ病変との関連を発見 <量子科学技術研究開発機構など>
中高年以降に発症する気分障害に、認知症の原因とされる異常タンパク質が関係している可能性をあるという研究結果が、6月9日に公表された。量子科学技術研究開発機構(QST)、慶大などの研究チームは、QSTが独自に開発した薬剤を用い、40歳以降で発症したうつ病および双極性障害の患者を対象にPET検査を実施。その結果、同年代の健常者と比較して、タウ病変を有している確率が約4.8倍高いことが明らかになった。国立精神・神経医療研究センターのブレインバンクのデータを用いた検討でも同様のことが明らかとなった。これら成果について研究チームは、「中高齢発症の気分障害に対する診療において、客観的なバイオマーカーに基づく診断・治療の必要性を示す重要な知見といえる」とコメントしている。
◎参考サイト:QSTプレスリリース
(公開日 : 2025年07月07日)