2019年11月20日のヘッドライン

• “ブラック病院”公表に慎重意見　＜厚労省・医師の働き方改革の推進に関する検討会＞
  厚生労働省は11月6日の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で、医師の働き方改革を評価する機能に関する案を提出した。労働管理体制や医師の労働の実態などを調査し、公表するという案に対し、公開された病院は短絡的に“ブラック病院”と判断され、医療従事者や患者が敬遠するおそれがあるとして、慎重な対応を求める声が相次いだ。
  ◎参考サイト：第４回医師の働き方改革の推進に関する検討会　資料＜資料2 評価機能について＞


• 救命救急士の活動範囲を病院内にも拡大の方針　＜厚生労働省＞
  厚生労働省は11月6日、救命救急士（救命士）の活動範囲を広げる方針を「救急救命士の業務のあり方等に関する検討会」で示した。事故現場や救急車内だけでなく、病院内でも活動できるようにするもの。院内で医師や看護師が担っていた業務の一部を、救命士資格をもつ職員に任せたり、消防機関の救命士が医師や看護師らに引き継ぐまで、院内で救命処置を行ったりすることができる。医師の働き方改革をにらんだ措置。
  ◎参考サイト：救急・災害医療提供体制等の在り方に関する検討会