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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2019年12月6日のヘッドライン

  • 病院側への賠償命令確定 中学生死亡で <東京高裁>
    頭痛を訴えて長野県の波田町立波田総合病院(現:松本市立病院)に救急搬送された中学生が退院直後に死亡した件について、病院側に過失があるとして母親が起こしていた裁判で、11月16日東京高裁は病院側の上告を退ける決定をした。これにより、「医師がCT検査をしていれば、脳腫瘍に気付いて命が救えた可能性がある」と判断し松本市と担当医に計約3260万円の支払いを命じた二審判決が確定した。

  • 「患者からの医薬品副作用報告」初公表 
    厚生労働省は11月18日、食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会において、今年3月から4カ月間の「患者からの医薬品副作用報告」の結果をまとめ、全83件の症例を初公表した。83件のうち、後遺症や死亡が認められたのは47件で半数以上を占めている。全症例の内訳を見ると、医療用医薬品で多かったのは、精神神経用剤(31件)、催眠鎮静剤・抗不安剤(31件)、抗てんかん剤(7件)、要指導・一般用医薬品では、解熱鎮痛消炎剤3件、耳鼻科用剤(1件)、痔疾用剤(1件)となっている。
    ◎参考サイト:令和元年度第2回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会 資料

(公開日 : 2019年12月06日)