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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2020年10月9日のヘッドライン
- 備えよ次に。新型コロナ死亡率と持病の相関関係分析。
国立国際医療センター2,600入院事例のデータ分析。
死亡との相関度の高かったのは、心疾患、腎機能障害、脳血管障害、慢性肺疾患の4疾患。
肥満や高脂血症は重症化するもののの死亡率は低目。 - 2019年度、公立病院の赤字は総額934億円に <地方公営企業決算>
9月30日、総務省は、2019年度の地方公営企業の決算の概要を発表した。それによると2019年度の病院事業の決算規模は、前年度比249億円・0.5%減の4兆6,558億円だった。総収支額は934億円の赤字で、赤字幅は前年度から94億円・11.2%拡大した。また、民間病院から批判の多い他会計からの収益的収入への繰入金は、99億円・1.6%増の6,302億円だった。この結果が、新型コロナで中断している公的・公立病院の再編・再統合の議論にどう影響するか、注目されるところだ。
◎参考サイト:地方公営企業決算(総務省) - 医療計画に新興・再興感染症対応を盛り込む <厚労省・医療計画の見直し等に関する検討会>
10月1日に開かれた「医療計画の見直し等に関する検討会」で、厚労省は医療計画の中に「新興・再興感染症対応」を盛り込むことを提案、ほとんどのメンバーが賛意を示した。今般のコロナ禍では、感染症指定医療機関だけでなく、一般の医療機関でも新型コロナ患者を受け入れるなど、従来の医療計画や感染症法に基づく予防計画で想定されていない事態が発生したことを受けてのもの。
◎参考サイト:第21回 医療計画の見直し等に関する検討会
(公開日 : 2020年10月09日)