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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年10月30日のヘッドライン

  • 備えよ、次に。新型コロナ国内感染者、クルーズ船含め10万人超え
    依然微増傾向。政府の感染症対策分科会は、集中検査等歓楽街対策を提言。

  • COVID-19肺炎CT画像のAIによる解析手法開発、精度は83.3% <名古屋大学など>
    名古屋大学、国立情報学研究所、日本医学放射線学会らの研究チームは9月28日、新型コロナウイルス(COVID-19)肺炎CT画像をAIによって解析する手法を開発したと発表した。胸部CT画像を入力すると、そのCT画像のCOVID-19肺炎典型度を判定できるという。典型度は放射線診断専門医による分類で(1)COVID-19肺炎に典型的な所見を有するもの、(2)典型的とは言えない非特異的な所見で不確定なもの、(3)非典型的なもの、(4)肺炎の所見がないもの、の4種。今回開発したAIでは、COVID-19肺炎典型度高い疑わしい症例(1と2)とそうではない症例(3と4)を83.3%の精度で識別した(8月時点)。この値はPCR検査の感度といわれる42~71%を大きく上回る。また、炎症により肺領域の境界の識別が難しい症例でもAIが的確に識別できるほか、肺領域内部の領域を障害の程度に応じて分割が可能で、「正常部位」「すりガラス影」「コンソリデーション」を色別に示すことができる。判定の精度は今後も向上が見込まれるという。
    ◎参考サイト:プレスリリース(情報・システム研究機構国立情報学研究所)

  • 介護ベッド使用による死亡事故 消費者庁の注意喚起を周知 <厚生労働省>
    厚生労働省老健局は10月19日、都道府県、指定都市、中核市宛てに事務連絡「介護ベッドに関する注意喚起について」を発出した。消費者庁からの注意喚起を受け、管内市町村、サービス事業者に周知を依頼するもの。消費者庁では9月、高齢者が介護ベッドと柵や手すりとの間に首を挟み死亡する事故が毎年発生していることから、隙間を埋める対応品や、全体を覆うカバーやクッションなどの使用、JIS規格改正(H21年)前のベッドを使用している場合の注意喚起などを行っている。
    ◎参考サイト:介護ベッドに関する注意喚起について(依頼)【PDF】 ※全国老人保健施設協会のサイト

(公開日 : 2020年10月30日)