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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年1月19日のヘッドライン

  • 備えよ、次に。Withコロナ、ワクチン担当に河野行革大臣
    苦肉の策で縦割り打破 2月下旬の接種開始狙う。
    残り1ヶ月余り、時間の壁。

  • 外科医の緊急手術、誕生日に死亡率高く <慶応義塾大学・カリフォルニア大学ロサンゼルス校・ハーバード大学>
    慶応義塾大学は昨年12月11日、外科医が誕生日に行った手術の死亡率が誕生日以外の日に行った手術の死亡率より高いとする研究成果を公表した。2011年~2014年にアメリカの65歳以上の高齢者が受けた緊急手術データ約98万件(うち誕生日は約2,000件)と担当外科医約4万7,500人のデータを使用。慶大とUCLA、ハーバード大学の共同研究グループが、患者の年齢や性別、対象疾患などの影響を補正し解析した結果、同じ外科医が手術した場合の患者の30日以内の死亡率を比較すると、誕生日で6.9%と、誕生日以外の5.6%よりも1.3ポイント高くなっていた。本研究の結果について研究グループでは、外科医のパフォーマンスが仕事とは直接関係のないライフイベントに影響される可能性を示唆しており、医療の質のさらなる改善を図るうえで有益な情報を提供していると考えられる、としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース <慶応義塾大学>

  • 母子手帳が自閉スペクトラム症などの神経発達障害の早期発見に有用か <弘前大学>
    弘前大学は昨年11月30日、自閉スペクトラム症などの神経発達障害の早期発見における母子手帳の活用について検証した研究成果を公表した。研究では、弘前市で行っている5歳児健診の二次健診に2013年~2018年にかけて参加した720人(自閉スペクトラム症群:124人、その他の発達障害群:331人、非発達障害群:265人)を対象に、母子手帳の発達マイルストーンを、運動、社会的相互交流、コミュニケーション、自立の4領域に分け、各群を比較。結果、自閉スペクトラム症群とその他の発達障害群の比較では、12カ月時点では明らかな違いはなかったが、24カ月までに自閉スペクトラム症群で社会的相互合流とコミュニケーションの領域に遅れが見られたという。同大は、「本研究結果は、母子手帳の科学的利用性を証明し得るもの」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース <弘前大学>

(公開日 : 2021年01月19日)
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