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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年4月8日のヘッドライン

  • やり切ろうワクチン。Postコロナ。アストラゼネカワクチンに暗雲。
    開発パートナーのオックスフォード大、6~17才の臨床試験を中断。 英国医薬品・医療製品規制庁は79件の血柱症副作用を公表、19人が死亡。

  • HPVワクチンに関する要望書を田村厚労相に提出 <日本産婦人科学会・日本産婦人科医会>
    日本産科婦人科学会および日本産婦人科医会は3月29日、HPVワクチンに関する要望書を田村厚労相に提出したと発表した。要望書は「速やかなHPVワクチン定期接種の接種勧奨再開」「9価ワクチンの定期接種化」「積極的接種勧奨が行われなかった期間の情報不足によりHPVワクチン接種機会を逃した女性へのキャッチアップ公費接種の実施」「ワクチン接種ストレス関連反応や機能性身体症状などの多様な症状への診療体制の強化」「国際的な動向の国民への告知(男女区別のない接種やWHOによる若年者への2回接種の推奨などの情報)」の5点を求めた。要望書ではまた、「HPVワクチン接種率の低下による影響で、将来多くの日本人女性が子宮頸がんに罹患し死亡する試算がなされている」と指摘した。
    ◎参考サイト:HPVワクチンに関する要望書【PDF】

  • 脳科学とAIを活用したコロナ禍のメンタルヘルスDXプロジェクトを開始 <広島大学>
    広島大学脳・こころ・感性科学研究センターは3月25日、AI(人口知能)技術やデジタル技術を融合した「メンタルヘルス デジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクト」を立ち上げることを発表した。
    同プロジェクト発足のきっかけとなったのが、広島市が昨年11月に行った調査。市内在住の15歳以上の市民3,000人を対象に、こころの健康に関するアンケートを行ったところ、長引くコロナ禍により、「ゆううつな気分になることが増えた」という市民は男性で39%、女性で55%に上った。また、飲酒量が増えたという男性が40歳代、50歳代で1割を超え、経済状態が苦しくなるほど、友人や相談相手が少ないほどうつ状態は増加することなどがわかった。
    同プロジェクト今後、スマートフォンなどを用いた脳科学にもとづくストレス可視化技術の開発や、個人の特性に応じたストレス状況をリアルタイムに可視化する技術の開発、自分のストレス状況を自らコントロールするフィードバック技術によるうつ病などの予防法の開発などに取り組むとしている。
    ◎参考サイト:プレスリリース(広島大学)
    ◎参考サイト:広島市こころの健康に関するアンケート調査結果(令和2年11月実施)

(公開日 : 2021年04月08日)
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