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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年5月11日のヘッドライン
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やり切ろうワクチン、Postコロナ。国産ワクチン、年内供給か。塩野義製薬が発表。
高齢者接種予約本格化初日、トラブル抱えつつも、何とか消化。 医療従事者優先接種も5割に近づく。 - 低出生体重の女性は妊娠高血圧症、糖尿病の発症リスクが高い <国立がん研究センター・国立成育医療研究センター>
国立がん研究センターと国立成育医療研究センターの研究グループは4月14日、自身の出生体重が3000g未満の女性では、妊娠高血圧症候群のリスクが高いことが認められたとする研究結果を公表した。これまで欧米の疫学研究では、出生体重が少ない女性は、妊娠時にも妊娠糖尿病などを発症するリスクも高いことが報告されているが、日本人を対象とした疫学研究は行われていなかった。この研究では、妊娠を経験した日本人女性約4万6千人を対象に、自身の出生体重と、妊娠期における妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病との関連を調査したという。その結果、出生体重が3000-3999gのグループと比較して、2500-2999g、1500-2499gおよび1500g未満のグループで、妊娠高血圧症候群のリスクが統計学的に有意に高い、出生体重が3000-3999gのグループと比較して、1500-2499g のグループで妊娠糖尿病のリスクが高い、という関連がみられたという。
◎参考サイト:プレスリリース
- DX導入で4,300万円を削減 <倉敷中央病院・GEヘルスケア・ジャパン>
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は4月8日、公益財団法⼈大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院(1,172床、職員数3,687人)におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)導入の成果について、中間報告を発表した。
2018年1月から実施している、超音波診断装置などを中心に位置情報センサーを設置し稼働状況を可視化するAPM(アセット・パフォーマンス・マネジメント)の取り組みでは。稼働時間や頻度を分析。利用頻度の低い機器を複数の診療科で共有するなど対処することで、機器の台数や保管場所などを見直したという。結果、超音波診断装置の投資抑制で3,500万円、救急外来でのエコー検査の実施記録漏れの改善による800万円の計4,300万円を削減し、1億6000円規模の資産運用の最適化が実現したとしている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年05月11日)