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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年7月9日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。Postコロナ。高齢者ワクチン2回接種 都道府県別・到 達率別に産経新聞が大胆推計。
    過去の一日当たり最多接種回数を基準に。 8割到達の最速は岐阜県の7月27日。ラストは北海道の8月12日。東京は8月2日、 大阪は8月7日。
    国の「7月末までの完了」曖昧目標の統一基準明示の契機となる可能性も。

  • 妊娠中の母親の喫煙が児の喘鳴、喘息に影響 <富山大学>
    6月14日、富山大学小児科学講座和田拓也氏らは、妊娠中の母親の喫煙による出生児の喘鳴および喘息への影響を検討した結果を発表した。研究では、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した母児9万210組を対象に、喫煙への曝露状況(〔1〕母親の妊娠中の能動喫煙〔2〕母親の妊娠中の受動喫煙〔3〕出生児の受動喫煙)と出生児の喘鳴および喘息の発症リスクとの関連を検討。母親の喫煙状況、妊娠中の母親の受動喫煙の頻度、出生児の受動喫煙状況(曝露の有無と場所)のほか、出産年齢、妊娠前の母親のBMI、母親の身体活動、母親の飲酒状況、母親のアレルギー歴、児の性などを調整後した解析結果では、母親の妊娠中の能動喫煙と出生児の1歳時点での喘鳴の発症リスクとの間に有意な正相関が示された(傾向のP<0.0001)。喘息の発症リスクとの間にも同様の関連が認められた(傾向のP=0.0005)。また、妊娠初期に禁煙しても、出生児の1歳時点での喘鳴発症リスクは高まることが示された〔調整オッズ比(aOR)1.188、95%CI 1.109~1.272、vs. 喫煙歴がない母親〕。
    和田氏らは「現時点では、妊娠中のどの時期での喫煙が胎児に影響を及ぼし、出生児の喘鳴や喘息の発症に関連するかについて統一見解は得られておらず、さらなる研究が必要だ」との考えを示した。
    ◎参考サイト:富山大学 プレスリリース

  • 喘息患者を対象にLINE公式アカウントによる情報提供サービス開始 <アストラゼネカ株式会社>
    アストラゼネカ株式会社は6月30日、喘息患者を対象とした「ぜん息外来.jp」のLINE公式アカウントを開設したと発表した。アドヒアランスとQOL向上に向け、公式アカウントでは、症状の記録、通院スケジュール管理ができるほか、季節など環境において気を付けるべきことや症状悪化を防ぐのに役立つ情報を配信する。また8月からは、その日の気温などと併せて喘息の注意度を示す、喘息天気予報の配信も予定している。ファセンラ(一般名:ベンラリズマブ)を処方されている患者には、医療費制度についてのお知らせなども配信するという。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年07月09日)
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