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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年9月6日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。漸減するコロナワクチン一日当たり接種回数。
職域接種を除き、全国で100万回スレスレ。 懸念される一回目接種の減少。50万回を下回る。直近の官邸発表から。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- レブリキズマブ、中等症~重症のアトピー性皮膚炎に対する効果を確認 <イーライリリー>
日本イーライリリーは8月20日、米イーライリリー本社が実施した、アトピー性皮膚炎治療薬レブリキズマブの第三相臨床試験の結果を公表した。12歳以上18歳未満、体重40 kg以上の中等症~重症の被験者で、投与群はプラセボ群に比べ、投与16週の時点で、皮膚病変や睡眠・生活の質の障害などすべての評価指標で有意な改善を見せたという。レブリキズマブは、アトピー性皮膚炎の主な病因メディエーターであるIL-13に結合し、そのシグナル伝達を特異的に阻止する抗IL-13抗体薬。抗IL-4/13抗体薬であるデュピルマブ(商品名:デュピクセント)に続くアトピー性皮膚炎の画期的新薬として、優先的に審査を受けられる「ファストドラック」指定を、FDA(米食品医薬局)から受けている。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
- 難治てんかん、乳幼児期の外科手術による発作コントロールが発達を改善 <国立精神・神経医療研究センター>
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は8月13日、NCNP病院やNCNPてんかんセンターなどの研究グループが、早期の外科手術による発作コントロールが、難治てんかんのある子どもの発達を改善したとする研究結果を公表した。2006~2019年に3歳未満で手術を受けた75名のてんかん患者を対象に、術後のてんかん発作の状態と発達指数を調査した結果、「術後1年目で83%の患者で発作が完全に消失」「術後は抗てんかん薬の必要量が有意に減る」ことが判明。さらに重回帰分析で検討したところ、術後1年目の発達指数に寄与することが明らかになったという。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年09月06日)