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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年9月7日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。コロナワクチン3~5日の一日当たり全国接種回数87万回。
    絶不調で目標1億人のうち4,000万人が2回目未接種。
    首相・ワクチン大臣の存在感無しの影響か。
    ———————————————————–
    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • スキルス胃がんに特徴的な遺伝子異常を同定、モデルマウスで阻害剤の効果も確認 <国がん・慶應大>
    国立がん研究センター研究所と慶應義塾大学病理学教室の共同研究グループは8月17日、スキルス胃がんに特徴的なゲノム異常を解明したと発表した。スキルス胃がんは手術がほとんど行われず検体の入手が難しいことなどから、発がんのメカニズムがほとんど解明されてこなかった。研究グループでは、患者(98例)から採取した、腹膜播種による腹水細胞を対象として全ゲノム解析等を行った結果、スキルス胃がんに特徴的な遺伝子異常を数多く同定、また全体の約4分の1で、既存の分子標的治療薬の有効性が期待できることを見出したという。さらに、腹水中のがん細胞から樹立した細胞株を用いて腹膜播種モデルマウスを作成し、各阻害剤を投与したところ、がん細胞の増殖抑制または腹膜播種の消失を確認したとしている。研究グループでは、「今後、がん患者を対象とした臨床開発への検討を重ね、がん遺伝子パネル検査への実装や分子標的治療薬の開発を目指す」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

  • 2020年度、国立大生の自殺率が過去6年で最多に <茨城大学調べ>
    茨城大学は8月23日、同大保健管理センター長の布施泰子教授らの調査の結果、2020年度における国立大学の学生の自殺率が、過去6年の調査で最多となったことが判明したと発表した。調査に参加した国立大学82校から、2020年度に死亡した学生の性別・死因などの情報提供を求めた結果、433,032人(男性273,308人、女性159,724人)のうち、76人(男性58人、女性18人)が自殺あるいは自殺と思われる死因で死亡していたという。10万人あたりで17.6人(男性21.2人、女性11.3人)となる。全体及び男性の自殺率については、2020年度が過去6年で最多、女性は過去8年で最多となった。これらの結果について、布施教授は、「(コロナ禍の)昨年は日本全体の自殺率が12年ぶりに増加に転じたが、大学生についても同様の傾向が見られる。友人などとの対面の交流機会の減少、リモート形式の授業、経済的な厳しい状況等によって、大学生たちは強い不安感を抱えている」としている。研究チームでは、今後、死亡した学生の特性を分析するなど、自殺につながるリスク要因の把握に取り組むという。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年09月07日)
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