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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年12月7日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。首相 ブースター接種前倒し言明。
交差接種も推奨。ならば厚労大臣は副作用の実態開示と補償についての説明を。
直近のブースター接種人数8,657人。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 医療機関における感染防止に配慮した面会の事例を紹介 <厚生労働省>
厚生労働省は11月24日付で事務連絡「医療施設等における感染拡大防止に留意した面会の事例について」を都道府県などに発出した。事務連絡では厚生労働科学研究「新型コロナウイルス感染症に対する院内および施設内感染対策の確立に向けた研究」(研究代表者 東北医科薬科大学 賀来満夫)において収集された取り組みを紹介。ワクチン接種歴や検査結果の確認、面会室のパーテーションの設置等により面会や付き添いを実施している医療機関の事例が示されている。
◎参考サイト:医療機関等における感染拡大防止に留意した面会の事例について【PDF】
◎参考サイト:院内感染対策に留意した⾯会の事例(令和2年度厚生労働行政推進調査事業費補助金)【PDF】
- マルトリートメント児の遺伝子上に後天的に生じた分子変化を突き止める <福井大学・日本医療研究開発機構>
福井大学と日本医療研究開発機構は11月18日、福井大学の研究チームが、不適切な養育、虐待といった「マルトリートメント」を受けて育った子どもでは、「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの働き方が異なっている可能性があることを解明したと発表した。研究では、マルトリートメント児では、オキシトシンペプチドの設計図となるDNA配列の一部領域が、一般の同年代の子どもに比べより化学修飾(DNAメチル化)されており、その結果、他者の視線認知と自身の眼球運動との連携に重要とされる背側注意ネットワーク内の左上頭頂葉の容積の低下、報酬系ネットワーク内の右被殻の脳活動の低下などが起こっていることを突き止めた。研究グループではこの成果について、「将来的には、エピジェネティックな機構(遺伝子配列は変えずに、後天的な化学修飾によって遺伝子の働きを調節する機構)にターゲットを絞った、マルトリートメント児に対する全く新しい治療法への道が期待される」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年12月07日)