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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年5月9日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。ウィズコロナ、ウィズマスク、ウィズスマホの連休明け。
全国コロナ死者数26人、医療戦線異状なし。
直近の一日当たり3回目接種者は16万人。累計者数は67,943,039人。接種率53.6%。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 生殖補助医療で生まれた子どもの神経発達について解析 <千葉大>
千葉大学は4月20日、エコチル調査の母子のデータを用いて、生殖補助医療により生まれた子どもの3歳時点の神経発達に関する解析結果を公表した。エコチル調査千葉ユニットセンター・千葉大学予防医学センターの山本緑助教、森千里教授、エコチル調査の協力医療機関みやけウィメンズクリニックの三宅崇雄氏らの共同研究チームは、エコチル調査に参加している約78,000人の子ども(体外受精1,391人、顕微授精1,542人、その他の不妊治療4,071人、自然妊娠70,924人)を対象に、日本語版ASQ-3による3歳時点での神経発達の遅れの頻度を比較した。その結果、生殖補助医療やその他の不妊治療により生まれた子どもは、自然妊娠により生まれた子どもと比べて、発達の遅れの頻度が高くなっていた。ただ、多胎妊娠を除外し、両親の年齢など不妊に関係する要因の影響を取り除いて解析を行った場合、体外受精、顕微授精、その他の不妊治療により生まれた子どもは、自然妊娠で生まれた子どもと比べて、発達の遅れのリスク増加は認められなかった。また、体外受精、顕微授精のうち、凍結胚移植、胚盤胞移植により生まれた子どもは、自然妊娠で生まれた子どもと比べて、発達の遅れのリスク増加は認められなかったという。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
- コロナ禍で看護職を中心に離職続く <医労連調べ>
日本医療労働組合連合会(医労連)は4月22日、「新型コロナ感染症に関する緊急実態調査」(第6次)の結果を発表した。調査はこの3月から4月にかけて実施し、176施設(公立・公的病院145、民間病院31)から回答を得た。2021年4月以降の離職者数に関し、2020年度と比較して増加していると回答した施設は28.4%と、第5次調査(2020年10月~11月実施)の28.2%とほぼ同じだった。増加したという回答中、離職者数が15人以上とする回答の割合は、第5次調査の8.7%から大幅に増え、32.0%に達した。また離職の多い職種は、看護職が77.8%と圧倒的に多かった。
◎参考サイト:第6次「新型コロナ感染症」に関する緊急実態調査 記者会見資料
(公開日 : 2022年05月09日)