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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2023年5月19日のヘッドライン
- 健康第一、換気・うがい・手洗いで。株式市場G7に期待感、東証6日連続続伸・3万円台維持の祝砲。
G7 の結果次第では、総選挙に動く可能性大きく。
ポストG7の政局と経済動向に注目。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- eスポーツが身体機能、認知機能を改善する可能性を示唆 <株式会社PREVENT>
株式会社PREVENTは4月26日、奈良県川西町におけるeスポーツを活用したフレイル予防事業において、身体機能ならびに認知機能改善への可能性が示唆されたと発表した。事業は同社と川西町、NPO法人川西スポーツクラブによる「川西町eスポーツコンソーシアム」が、2022年11月から2023年2月までの3カ月間、14人の町民を対象に実施したもの。eスポーツ教室は週1回、健康ゲーム指導士資格を有するスタッフによって提供された。最終評価ができたのは12名(平均年齢:71.9±2.98、男性3名・女性9名)で、TUGテストが平均6.1秒から5.8秒へ、椅子立ち上がりテストは平均8.2秒から5.5秒へそれぞれ有意な改善を認め、SPPB-地域高齢者補正のスコア(SPPB-com)も平均7.4から9.5と有意に改善した。また、開始時点では軽度認知機能の疑いが6名だったのに対し、終了時には1名に減少するなど有意な改善を認めた。同社では、今回の結果を踏まえた対象や目的など事業の再設計を行いつつ、中長期での事業実施と効果検証を検討しているという。
◎参考サイト:NEWS
- 記憶が精神疾患を誘発するメカニズムを解明 <東北大>
東北大学は4月21日、同大学院薬学研究科と東京大大学院薬学系研究科の研究グループが、記憶が精神疾患を誘発するメカニズムを解明したと発表した。研究グループでは、精神的ストレスに曝されたマウスから、海馬の脳波を記録した。その結果、ストレス負荷を経験した後に、さらにその記憶を脳内に固定するために重要な脳波(リップル)を多く発生させたマウスほど、うつ様の精神症状を生じやすいことがわかった。また、こうしたリップルの発生頻度を、ストレス後の運動などによって軽減すると、精神症状の発症が抑制されることも明らかになった。この成果について研究グループでは、「ストレス応答性の精神症状を記憶能力や性格傾向の側面から考える重要な契機となる。また、運動が精神衛生上の良い効果をもたらす理由を説明できる研究成果であり、さらに検証を重ねることで、現代社会の精神衛生の向上への寄与も期待される」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2023年05月19日)