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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2023年5月18日のヘッドライン

  • 健康第一、換気・うがい・手洗いで。誤訳が生んだコメディ、タイム誌岸田首相の顔写真報道。
    「military power」を「軍事国家」と報道。本来は「軍備保有国」程度の意味。誤訳と写真の悪漢顔が共鳴し、日本語報道では軍国主義者岸田に。
    タイム誌の英文記事では岸田首相の主張は歴史に学ぶこと、とされている。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • かかりつけ医機能の報告制度を創設 全世代型社会保障関連法が成立 <国会>
    全世代型社会保障関連法(全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律)が5月12日、参院本会議で可決成立した。こども・子育て支援の拡充/高齢者医療制度の見直し/医療保険制度の基盤強化等/医療・介護の連携機能及び提供体制等の基盤強化――の4点を骨子とする同法は、かかりつけ医機能を法的に規定することでも注目されている。この点について厚労省資料では、「国民への情報提供の強化や、かかりつけ医機能の報告に基づく地域での協議の仕組みを構築し、協議を踏まえて医療・介護の各種計画に反映する」としている。この報告制度については、医療機関に報告を求める項目等の詳細が厚生労働省令に委任され、具体的内容は法成立後の検討に委ねられている。このことを踏まえ附帯決議では、有識者等による検討結果や検討過程における議論の内容について、法施行に先立ち明らかにすること。また、検討の場やその構成員について、決定次第、明らかにすることを求めている。
    ◎参考サイト:厚労省・「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」の成立について【PDF】

  • フレイル予防に肉類の摂取が有効である可能性を示唆 <東京都健康長寿医療センター>
    東京都健康長寿医療センターは4月20日、高齢期のフレイル予防として肉類の摂取が有効である可能性を示す研究結果を公表した。同センター研究所で実施するお達者健診に参加した512名の地域在住高齢者を対象に、聞き取りによる基本情報の調査、食事調査、血清アルブミン値の測定、歩行速度、握力、身体組成の測定を実施。食肉の摂取量(エネルギーベース)により3グループに分け、フレイルに関連する指標との検討を行った結果、肉類摂取量の多いグループで最大歩行速度が最も速くなっていた。さらに詳細な分析を行ったところ、性、年齢等を調整しても肉類摂取量の多い方で最大歩行速度が速いことが認められたという。同センターでは、「フレイル予防のためにたんぱく質の積極的な摂取が推奨されているが、どのような食品からたんぱく質を摂るべきかに着目した研究は不十分。今回の研究では、高齢期のフレイル予防の栄養ケアとして肉類が有効である可能性を示すことができた」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2023年05月18日)
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