ICT初級講座 F/U NO.53
メディカルICTリーダー養成講座【初級】フォローアップ
≪サイバー用語紹介≫
ICT関連文書等を読み解くために必要な各種用語を解説します。
2023年12月の用語紹介
AT Attachmentの略。 アメリカ規格協会(ANSI)によって標準化されたIDE(Integrated Drive Electronics)の規格。 IDEはコンピュータとハードディスクを接続する方式で、これを拡張したものに EIDE や Ultra ATA などがある。
◎インデックス:A
Basic Input/Output Systemの略。 コンピュータに接続されている周辺機器(キーボード、ハードディスク等)を制御するための基本プログラム群のこと。 OS に対して、入出力などの基本機能を提供する。
◎インデックス:B
Certificate Revocation List の略。 失効した電子証明書のリスト。有効期限以前に失効となった電子証明書のリストで、CA(認証局)や VA(検証局)で管理される。電子証明書の有効性を検証する場合は、CA から配布された CRL に載っていないことを確認する必要がある。
◎インデックス:C
Digital Rights Management の略。 音楽、画像、動画、書籍等のデジタル化されたコンテンツの著作権を保護する仕組み。電子透かしや暗号化等の手法が利用される。
◎インデックス:D
Extended Service Set Identifier の略。 IEEE 802.11 で定義される無線LAN環境の中で、接続できるネットワークを識別するために設定する文字列。最大 32文字までの英数字を使用することができる。アクセスポイントと端末の文字列の一致により、同一ネットワークとして認識され、接続することが可能となる。 任意の相手と接続できる特殊な ESS-ID として ANY があるが、この設定を行うとどのような ESS-ID を設定したネットワークにも接続できてしまい、セキュリティが無いに等しい。 ESS-ID は暗号化されておらず比較的容易に判明してしまうため、不正利用を防ぐためには、暗号化やMACアドレスによるアクセス制限など、他の方法を併用した方がよい。
◎インデックス:E
Network Address Translation/Translator の略。 ネットワークアドレス、つまり IPアドレスの変換を行う技術のこと。 一例を挙げると、企業内や家庭内で LAN を構築した場合、プライベートIPアドレスと呼ばれる特別なアドレスを使うことがあるが、プライベートIPアドレスは、インターネットには直接接続できないため、企業内や家庭内LANからインターネットに接続する場合、このプライベートIPアドレスと、インターネットに直接接続できるグローバルIPアドレスとを変換する必要があり、これを NAT により実現している。 この NAT は、ファイアウォールやブロードバンドルータの一機能として提供されていることが多い。また、NAT を利用することで、LAN を外部ネットワークから参照できないようにすることが可能であるため、セキュリティ確保の一環として使われることもある。
◎インデックス:N
Public Key Infrastructureの略。公開鍵暗号方式を核とした、認証、電子署名、暗号化等を含む総合的なセキュリティ確保のための仕組み。公開鍵暗号基盤ともいう。
◎インデックス:P
Top Level Domain の略称で、ドメイン名の文字列のうち、ピリオドで区切られた一番右の部分のこと。
◎インデックス:T
Virtual LAN の略。 仮想的にネットワークを構成することを言う。
◎インデックス:V
Virtual Private Network の略。 インターネットその他の公衆回線を、あたかも専用線であるかのように利用できるサービス。パケットに新たにヘッダーを付け加えることでカプセル化し通信を行っている。また、カプセル化だけでは、内容の盗聴、改ざんの可能性があるため通信内容を暗号化している場合が多い。
◎インデックス:V
出典:「用語集」(警察庁 @police)
https://www.npa.go.jp/cyberpolice/words/index.html
(公開日 : 2023年12月01日)