中村十念の考えるヒント十ヵ条

Obelisk(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。

[MG10]No.49 2024年の政治を考えるヒント十ヶ条

(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 中村十念 


1.今日は昨日の延長であり明日は今日の続きである。年末年始であろうとそれは変わらない。
しかし、意識は何かあらたまったものを感じる。温故知新という言葉もある。2023年のことを振り返って、少し先の2024年の予測をしてみたい。

2.2024年は政治とカネの問題で幕開けとなる。考えてみるまでもなく、政治とカネの関係は狩猟採集の時代からあり、自然選択の結果として、遺伝子的にも深く染みついている。
政府の専売特許である有識者会議で、学術会議のメンバーにも参加を求め、政治とカネの関係について深い洞察を得るところから問題の解決に取り組んだらどうだろう。国会議員の数の削減等のような思いがけないところに、解決の糸口があるかもしれない。

3.政治と宗教の係わり合いも人類史的な歴史は古い。
諸外国では政治と宗教の結びつきに、もっとオープンな関係を認めているところも多い。政治と宗教についても、深いレベルでの認識を得るための研究が必要だ。

4.2024年には、インフレが収まるだろう。FRBは世界にドルの利下げのサインを発信した。金融緩和である。為替レートが高くなるのは、円だけではない。ルーブルもそうだ。ロシアはこれに救われ、ウクライナ侵攻を終わらせるかもしれない。アメリカの狙いもそこにあるのかもしれない。

5.日本の軍事国家化はますます進む。富国強兵策の再現だ。
自衛隊の人員の拡大、武器製造能力の推進、訓練を通じた国民の危機意識の高揚、生めよ増やせよの少子化対策、軍事費予算の大増額 等々政策満載である。日清戦争以来の被侵略の歴史を持つ、中国の日本を視る目は厳しくなるのは当然だ。首相も官房長官も外相経験者、トップダウンでの対中友好対策の打ち出しが必要だ。 ・・・

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(公開日 : 2024年01月11日)
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