ICT初級講座 F/U NO.58

メディカルICTリーダー養成講座【初級】フォローアップ
≪サイバー用語紹介≫
ICT関連文書等を読み解くために必要な各種用語を解説します。

2024年6月の用語紹介

  • CDN(シー・ディー・エヌ)
    Content Delivery Network(コンテンツ デリバリー ネットワーク)の略。CDN をサービスとしているグローバル企業もある。写真や動画など、データサイズが大きなものをインターネットで通信すると、通信が遅延してしまう問題が発生してしまうため、遅延を解消する目的で作られた。CDN サービスでは、世界各地にデータセンターが展開されていて、データセンターのサーバーには一時的にファイルのコピーが保存されている。例えば、動画を配信する事業者がCDNを利用することで、事業者にとっては自社のサーバーへのアクセスを軽減でき、動画を視聴したいユーザーにとっては地理的に近いCDNサービスのサーバーからコンテンツを配信され、遅延なく安定的に動画を視聴できるメリットがある
    ◎インデックス:C

  • DMZ(ディーエムゼット)
    DeMilitarized Zone。非武装地帯の意味。インターネットにつながるLAN 用ルータに接続した機器のうち、LAN 側ではなくインターネット側に設置したかたちにする仮想的なエリア。自前の公開用サーバやインターネット側から参照する監視カメラなどを設置する。DMZにあるIT 機器はインターネットから直接見えるため攻撃されやすい
    ◎インデックス:D

  • FIDO(ファイド)
    FIDO(Fast Identity Online:ファイド)は、新しい認証手段として期待されている技術の1 つ。多くのサービス・アプリの認証手段にパスワードが利用されているが、セキュリティの確保の点で問題も見えている。2022 年12 月には多くの大手IT 企業がFIDO を活用した「パスキー」採用の公表もあった。具体的には、使用するスマホとサーバの間でそれぞれ秘密鍵と公開鍵を持たせてユーザの認証を行い、パスワードを使用しない点が特徴
    ◎インデックス:F

  • GDPR(ジー・ディー・ピー・アール)
    GDPR(General Data ProtectionRegulation)とは、個人情報の保護やその取扱について、詳細に定められたEU 域内の各国に適用される法令。2018 年5 月25 日施行された。EU 域内とはなっているが、インターネットの場合、国境の壁がないため、EU 圏内のユーザからのアクセスを対象としたサービスやアプリの場合、GDPR の対象となることに注意
    ◎インデックス:G

  • IMAP(アイマップ)
    Internet Message Access Protocol。メールサーバからメールを受信するための通信上の規格。POP と異なるのは、サーバ上にメールを残した状態で管理できるので、ウェブブラウザがあればどこからでもアクセスできるウェブメールなどで使われることが多い。メールソフトでも利用可能。通常はVer.4のIMAP4 が使われる
    ◎インデックス:I

  • LTE(エル・ティー・イー)
    Long Term Evolution。携帯電話の通信規格。携帯電話回線を提供する会社が個別に名称をつけている場合もあるが、主に4G と呼ばれるタイプのものの総称。高速な無線通信回線ネットワークとしてWAN と呼ばれることもある。さらに高速な5G が登場しつつある
    ◎インデックス:L

  • RSS(アール・エス・エス)
    Really Simple Syndication もしくはRich Site Summary の略。ウェブサイトの見えない部分で更新情報を掲載し、RSS リーダーで複数のサイトの更新情報を集約して見る事ができる。更新情報やタイトルだけで無く、仕様によっては要約文が提供される場合もある
    ◎インデックス:R

  • 出典:インターネットの安全・安心ハンドブック Ver5.00 用語集
    https://security-portal.nisc.go.jp/guidance/pdf/handbook/handbook-yougo.pdf
    (公開日 : 2024年06月01日)
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