［MG10］No.63　コミュニケーションの復活のヒント十ヶ条

（執筆者）俯瞰マネジメント研究会　|　中村十念　

１．人がコミュニケーションに難渋する時代である。
コミュニケーションは言語を介して行われる。言語の本質を再考察してみることにより、コミュニケーション復活の糸口を探れるかもしれない。
「言語の本質（中公新書）」に準拠して言語の大原則を学習してみよう。

言語はコミュニケーションの手段である。
コミュニケーションとは発話者と受話者の相互の意図を伝え合うことである。これが言語の大原則である。

２．言語のニ番目の原則は意味性である。
意味とは、特定の音形が特定の意味に結びついていることを指す。言語の意味性とは国語辞書のごときものである。

３．言語の三番目の原則は超越性である。
超越とは時間・場所等何物にも制約されないことである。

４．言語の四番目の原則は継承性である。
継承とは引き継がれることである。つまり母国語については、子供は自然に学習して身に着つけていくということである。

５．言語の五番目の原則は、習得可能性である。
習得可能とは母国語以外の言語があっても学習によって習得できるということである。 ・・・