新時代のリスクマネジメントを考える十ヵ条シリーズ No.8
倶楽部オベリスク(eアカデミア)で毎月配信中のマネジメントに役立つヒント十ヵ条の一部を公開しています。
[RMG10]No.8 サーバー更新のリスクを考えるヒント十ヵ条
(執筆者)俯瞰マネジメント研究会 | 塚田智
新時代のリスクマネジメントを考える十ヵ条シリーズ(RMG10)とは 世の中はICT社会化が加速しており、産業革命以来の大変革の時代という人もいます。個人情報を多く扱う医療機関は、これまで誰も考えたことがない程のICTリスクにさらされます。リスク対策に必要なことは前もって「考える」こと。倶楽部オベリスクのeアカデミアコースでは”考えるためのヒント”を提供しています。三人寄れば文殊の知恵です。当サイトではその一部を公開しています。もしご興味がございましたら、是非倶楽部オベリスクのeアカデミアコースへご加入ください。 |
1.「まだはもうなり、もうはまだなり。」サーバーの更新タイミングは、株の売買と同じで微妙なものです。せっかく安定稼働しているシステムのサーバーを更新するのに躊躇はあるし、一方ではメーカーの保守期限が迫る。結局システムの安全保障のためには、保守期限を優先せざるを得ません。
2.故障がちのものならともかく、サクサク動いているものの交換費用の説明は、むつかしいものがあります。減価償却費は更新の前より減ることが多いので、その点は追い風ですが、それに加えて、現状の分析・再検証を踏まえたシステムの進化、という面からの説明も有効だと思います。
3.システム進化の説明には、次のような項目が考えられます。
(1)ハードウェアについて
稼働分析等をもとにサーバーリソースを洗い直して、適正構成に修正し、費用を削減する。
(2)保守について
保守対象と保守範囲を見直し、費用を削減する。
(3)アウトソーシングについて
良質なデータセンサーやクラウドがあれば活用し、セキュリティレベルを高める。
(4)技術者のリテラシー向上について
教育によるリテラシーの向上を通じてサーバー管理の高度化・自動化を図り、処理速度を改善し、固定費を削減する。
4.更新作業は・・・続きをご覧になりたい方は「倶楽部オベリスク」のeアカデミアコースにご入会下さい。