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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年6月2日のヘッドライン
- 新型コロナ診療の手引き改訂、重症化リスクに「妊娠後期」追加 <厚生労働省>
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やり切ろうワクチン、Postコロナ。職場・大学でのコロナワクチン接種、手上げ方式で開始。
接種券なしでも可能。 大企業の家族や中小企業は特別の対策無し。地域医療連携の中で粛々と前進。 - 「MTS-C/PIMS」に指針 <日本小児学会など6学会>
日本小児学会など関連6学会は5月19日、「小児MIS-C/PIMS診療コンセンサスステートメント」を公開した。MIS-C/PIMS とは、COVID-19の小児患者において、毒素性ショック症候群や川崎病を疑わせるような多臓器系にわたる強い炎症を起こす病態のこと。部分的に川崎病様の症状を認め、川崎病の診断基準を満たす例も存在するが、症状や検査所見に相違点も多く、同一のスペクトラムに属する疾患なのか、結論は得られていない。今回のステートメントはこうした状況を踏まえつつ、MIS-C/PIMS を早期に疑い、診断し、適切な検査や早期治療と全身管理につなげることを目的に、MIS-C/PIMSの検査法や川崎病との鑑別法、治療法などを示した。今後も新たな所見をもとに、更新する予定という。
◎参考サイト:「小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメント」について
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は5月26日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第5版」の周知を依頼する事務連絡を、都道府県などに発出した。2月改訂の「4.2版」から大きく変わった点として、重症化リスクに「妊娠後期」が追加されたことが挙げられる。第5版は「妊婦が特にCOVID-19に感染しやすいことはなく、重症化率・死亡率も同年齢の女性と変わらない」等としながらも、「妊娠後期に感染すると早産率が高まり、患者本人も一部は重症化する」という報告を紹介している。
◎参考サイト:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版」の周知について【PDF】
◎参考サイト:(参考1)新型コロナウイルス感染症 診療の手引き・第5版 改訂のポイント【PDF】
◎参考サイト:(参考2)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版【PDF】
(公開日 : 2021年06月02日)