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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2022年3月1日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。ブースター接種 直近一日当たり82万人。
累計者数は24,458,529人。一日当たり死者数198人と前週比 依然増加傾向。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- オミクロン株、国内で4種の系譜が存在 <国立感染症研究所>
国立感染症研究所は2月9日、日本国内で流行する新型コロナウイルス・オミクロン株の系譜に関する分子疫学調査の結果を公表した。昨年12月中旬から国内で顕在化したオミクロン株には少なくとも4種の系譜が存在。1つは欧州由来の系譜で、昨年12月末に関西地方で広く検出されたが、すでに収束していると推測される。一方、米国で多数検出されたものに近縁、または同一配列の系譜は陽性者がもっとも多く、現在、国内の主流になっているという。また九州から関東に広がった系譜は米国や英国で多く、関東や東北で広がった系譜は、欧州やアジアで多い系譜に近縁のものという。
◎参考サイト:国内のオミクロン株の分子疫学調査
- 新型コロナワクチン、3回目接種で抗体価が27.9倍に <藤田医科大学>
藤田医科大学は2月4日、同学教職員を対象とした、ファイザー社製新型コロナワクチン接種後の抗体価の追跡調査の結果を発表、追加(3回目)接種によるブースター効果を確認できたことを明らかにした。調査は、接種前から3回目接種後まで経時的に血液が得られた198名(男性62名、女性136名)を対象に実施。2回目接種から約6カ月経過後の抗体価の平均値は、2回目接種直後に比べ約10分の1に低下したが、3回目の接種直後は、2回目接種後に比べ2.3倍、3回目接種直前に比べ27.9倍に抗体価が上昇した。また、職員約3,000名の抗体価の測定結果からも、2回目を接種後、日数が経過した人ほど抗体価は低い傾向にあることがわかった。これらの結果について同大では、「3回目接種の重要性を示すものであり、2回目接種後に低下した各種予防効果が追加接種により高まることが期待できる」としている。なお、プレスリリースでは、2回目接種の6カ月後に抗体価が10分の1程度に低下することについては、「効果が10分の1に下がるわけではなく、重症化予防効果は引き続き維持されていることがわかっている」ことも付記した。
◎参考サイト:ニュースリリース
(公開日 : 2022年03月01日)