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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年6月15日のヘッドライン

  • 備えよ次に。発症者、最短10日で退院可能に
    厚労省 コロナ退院基準見直し。
    無症状者は、PCR検査連続2回陰性なら、最短6日で退院可能に。

  • 初診からのオンライン診療実施率 全国平均で13.2% <内閣府 経済財政諮問会議>
    5月29日の経済財政諮問会議において、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い特例で容認されている「初診時からのオンライン診療」実施率は、全国平均で13.2%であることが報告された。もっとも高い山形県で35%、もっとも低い京都府で5%と、初診からの実施率は地域差が大きいが、全国で14,500超の医療機関がすでにオンライン診療に対応しており、オンライン化が進み始めているとしている。東京都ではオンライン診療の普及率(12.9%)は全国平均を下回る一方、約半数の897医療機関が初診から対応している。
    ◎参考サイト:内閣府 経済財政諮問会議 第8回会議資料

  • 日本人に多い滲出型加齢黄斑変性に対する新薬発売 <ノバルティスファーマ株式会社>
    ノバルティスファーマは5月25日、「中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」に対する眼科用VEGF阻害剤ブロルシズマブ(商品名:ベオビュ硝子体内注射用キット120mg/mL 以下「ベオビュ」)を発売した。 日本人に発症する加齢黄斑変性の大半は、血管内皮増殖因子(VEGF)の過剰産生によって黄斑部に形成促進された新生血管から、血液成分が漏出する事で急激な視力低下をきたす「滲出型」である。「ベオビュ」は、血管内皮増殖因子(VEGF)の活性を阻害するVEGF阻害剤で、新生血管の形成を抑制し、血液成分の漏出を低減させる作用を有している。第Ⅲ相臨床試験では、従来薬であるアフリベルセプトと比較して最高矯正視力の平均変化量が非劣性であることが示された。従来よりも長い投与間隔で効果が維持することから、患者さんや介護者の通院や治療における負担を軽減させることが期待されるという。
    ◎参考サイト:ノバルティスファーマ プレスリリース

(公開日 : 2020年06月15日)