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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年7月6日のヘッドライン

  • 備えよ次に。コロナ 地方への飛び火傾向
    災害との複合被害。ますます強まる受診抑制。
    手元流動性(現金)の確保に全力を。

  • 禁煙アプリ 国内初の治療用承認 <株式会社キュア・アップ>
    6月19日の厚生労働省薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断薬部会において、株式会社キュア・アップが開発したニコチン依存症治療アプリが薬事承認された。医師が処方する「治療用アプリ」としては国内初の承認となる。
    アプリは、ニコチン依存症と診断された患者を対象に、2週間から1カ月おきに行われる診察の合間の支援として処方される。禁煙中の患者が「吸いたい」と感じたときにアプリのボタンを押すとアドバイスが表示される機能や、専用の機器で呼気中の一酸化炭素濃度を測定しアプリで送信することで、主治医が患者の禁煙状況を把握することもできる。
    治験では、通常の禁煙治療に加えてアプリを使用したグループの半年後の禁煙成功率は、アプリを使用しないグループより13.4ポイント高い63.9%という結果となっていた。
    キュア・アップは今後、早期の医療保険適用を目指すとしている。
    ◎参考サイト:ニュースリリース

  • ウイルスの新たな迅速診断法、実用化へ <塩野義製薬>
    塩野義製薬は6月22日、ウイルスの新たな診断方法である核酸増幅法(SATIC法)の実用化に向け、開発した日本大学、群馬大学、東京医科大学との間でライセンス契約締結に合意したと発表した。SATIC法の特徴は、検査機器を使わず、目視(試薬の色の変化)で容易に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)やインフルエンザウイルスの有無を確認できること。検体採取から判定まで25分程度という迅速性、PCR法と同等に高い精度などもメリットして挙げられるという。また、鼻咽頭ぬぐいの綿棒だけでなく、唾液や喀痰からの検出も可能なため、患者の侵襲性が低く、検体採取に伴う医療従事者の感染の危険性も低減される。
    ◎参考サイト:プレスリリース 

(公開日 : 2020年07月06日)