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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年8月14日のヘッドライン

  • 消防庁8月3日(月)~9日(日)一週間の熱中症搬送者数を6,664人と速報
    死亡者数は10人。一日当たり搬送者は952人、死亡者は1.4人。
    東京都は1,717人で、全体の25.8%。

  • 勤務医の約4割、時間外労働上限を超える <厚生労働省>
    厚生労働省は7月31日、「令和元年 医師の勤務実態調査」の結果を発表した。調査期間は昨年9月2日~8日、週4日以上働く医師8,937人のデータを分析した。それによると、年間に換算した時間外労働時間が960時間超の勤務医が全体の38%に上った。また残業時間の上位10%は、年平均1,824時間以上だった。2024年から勤務医一般の時間外労働時間の上限は年960時間、地域医療を担う病院の勤務医等は特例として年1860時間とされるが、勤務医一般の約4割これを守れておらず、上位10%は上限規制の特例に迫る残業をしている現状が浮き彫りとなった。
    ◎参考サイト:プレスリリース 

  • 新規アレルギー治療薬を共同開発 <愛媛大学・株式会社MORESCO>
    7月10日、愛媛大学は株式会社MORESCO(モレスコ)と共同で、新しい作用メカニズムを持つアレルギー疾患治療薬を開発すると発表した。
    同大学院の山下政克教授らの研究グループが見出した、免疫細胞の一種であるTh2細胞の暴走を抑える低分子化合物を基本にして、MORESCOが新規化合物を合成。その薬効を愛媛大学が評価する。研究グループは、新規化合物は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など幅広い慢性アレルギー疾患において根治的な治療効果が期待できるとして、年内には新規化合物の薬効と実験動物での評価を終了し特許取得を行い、早期の臨床研究開始をめざすとしている。
    ◎参考サイト:愛媛大学プレスリリース

(公開日 : 2020年08月14日)