オベリスク F/U

会員制倶楽部オベリスク フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年8月21日のヘッドライン

  • 備えよ次に。コロナ暑さに強く。
    20日(金)に全国43都道府県で新感染者確認。
    全国の9割以上の都道府県で確認され、コロナ列島化した。

  • 新型コロナの影響で、約7割が赤字に <日病、全日病、医法協調べ>
    8月6日、日本病院会と全日本病院協会、日本医療法人協会は、新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況緊急調査の今年度第一四半期の結果を公表した。3団体に加盟する全病院にアンケートを送付、うち1,459病院から回答を得た。
    6月の医業収支を見ると、全病院に占める赤字病院の割合は67.7%(前年度比12.2ポイント増)。うちコロナ患者を受入病院は82.1%(同27.7ポイント増)、受入れなし病院は60.8%(同13.9ポイント増)、患者数減で外来や病棟の一部を閉鎖した病院は82.9%(同12.5ポイント増)だった。賞与の支給については、満額支給と回答したのが全体の71.3%。減額支給が27.2%、支給なしが0.8%、無回答0.7%だった。調査をした3団体では、今、国が打ち出している財政支援だけでは不十分だとして、診療報酬の引き上げなどを求めている。
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況の調査(2020年度第1四半期)【PDF】※全日病のサイトから

  • 病院、老健、特養、いずれも建築費の平米単価が前年度より上昇 <福祉医療機構>
    福祉医療機構は7月30日、「2019年度 福祉・医療施設の建設費について」を公表した。各施設の平米単価は、病院39万2,000円(前年度比+2万7,000円)、老健施設は33万8,000円(同+2万6,000円)、ユニット型特別養護老人ホーム29万7,000円(同+7,000円)などとなっている。平米単価はここ10年ほど、いずれの施設でも上昇傾向が続いている。
    16~19年度までの平米単価について、病院の類型ごと特徴を見ると、中央値、平均値ともに、一般病院が最も高く、療養型病院、精神科病院と続く。一般病院は、救急外来や大型機器を配置する検査室を整備する救急病院が多いため、中央値、平均値ともに高くなる傾向にある。ただその一方で、回復期リハ病棟など平米単価が高くない病院も含まれており、平米単価の分布の広がりは、3類型の中でもっとも大きくなっている。
    ◎参考サイト:2019年度 福祉・医療施設の建設費について【PDF】

(公開日 : 2020年08月21日)