オベリスク F/U

会員制倶楽部オベリスク フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2020年11月17日のヘッドライン

  • 備えよ、次に。Withコロナ東京五輪、首相「観客有り」開催を表明
    人類が「疾病に打ち勝った証し」にすると意欲、衆院選挙、総裁続投も視野に。
    「第三波対策」は地方に丸投げで様子見。

  • 健康と睡眠をテーマとした特設ウェブコンテンツ公開 <厚生労働省>
    厚生労働省は11月2日、心身の健康と睡眠をテーマにした特設コンテンツ「睡眠の質を上げてカラダもココロも健やかに」を公開した。国民の生活習慣を改善し健康寿命を延ばす「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環として開設した。
    西野精治氏(スタンフォード大学医学部教授)と千葉伸太郎氏(東京慈恵医大客員教授)の対談では、睡眠と仕事や学習時のパフォーマンスにおける関係性や、社員が良質な睡眠をとるために企業ができる取り組み、良質な睡眠方法を取るための実践的な方法などを解説している。そのほか「いきいき健康大使」に任命されている有森裕子氏(元女子マラソン選手)、平原綾香氏(シンガーソングライター)の睡眠に関するエピソードや心地よい睡眠のための工夫について、西野・千葉の両氏からのアドバイスを含め紹介している。
    ◎参考サイト:特設Webコンテンツの公開について
    ◎参考サイト:睡眠の質を上げてカラダもココロも健やかに

  • 粉ミルク早期摂取で牛乳アレルギーの発症を予防 <社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院>
    社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院(沖縄県中頭郡中城村)の崎原徹裕小児科部長らは10月19日、生後1か月から3か月の小児に、母乳と合わせて少量の粉ミルクを与えることで、牛乳アレルギーの発症を予防できるとする研究成果を発表した。
    研究では、500人の乳児を対象に、生後1か月から3か月に達する前まで、1日あたり10ミリリットル以上の粉ミルクと母乳を摂取する「摂取群」と、粉ミルクを摂取せず母乳で不足する場合は大豆粉乳で代用する「除去群」に分けて、生後6か月の時点で牛乳アレルギー発症割合を調べた。
    その結果、牛乳アレルギー発症率は摂取群が0.8%だったのに比べ、除去群は6.8%だった。一方で崎原医師は、粉ミルクを早期摂取するだけでは母乳からの栄養を阻害する可能性もあると指摘。粉ミルクを摂取するだけではなく、母乳栄養もしっかり継続する必要があると強調した。また、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎がある場合は、食物アレルギーを発症するリスクがあるため、早期摂取と併せた湿疹の管理も重要だとしている。
    ◎参考サイト:かりゆし会ハートライフ病院 Topics

(公開日 : 2020年11月17日)