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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年4月2日のヘッドライン

  • やり切ろうワクチン。Postコロナ。ワクチンまで持たず蔓延防止措置適用へ。
    宮崎を除き全国で新規感染者。 50人以上は北海道、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、沖縄の11都道府県。

  • アストラゼネカの新型コロナワクチン、ベネフィットがリスクを上回ると結論 <MHRA、EMA>
    アストラゼネカ株式会社(日本法人)が3月22日に公開したプレスリリースによると、英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA)と欧州医薬品庁(EMA)は3月18日、同社の新型コロナウイルス感染症ワクチンCOVID-19 Vaccine AstraZenecaのベネフィットがリスクを上回ることを再確認した。リリースによるとMHRAは、厳密な科学的レビューを経て、同ワクチンによる静脈血栓の発症率が、ワクチン接種を受けていない場合に想定される発症率を上回る根拠はないと結論づけた。またEMAのファーマコビジランス・リスク評価委員会(PRAC)は、同ワクチンによる血栓塞栓症イベントの全体的な発症リスクの増加はなかったと結論づけた。同ワクチンは、接種後に血栓が生じたとして、一部の国では使用を一時的に停止している。
    ◎参考サイト:アストラゼネカ社 プレスリリース

  • 酒量が増える脳内メカニズムを解明 <東北大学>
    2月18日、東北大学大学院の研究グループは、ショウジョウバエをモデルに、飲酒量が増大する脳内メカニズムを発見したと発表した。ショウジョウバエはアルコールを与えると、その摂取量が日に日に増大するアルコール依存症モデルとして知られている。今回の研究で、アルコールを自由に繰り返し飲んだハエは、アルコールを与えられなかったハエに比べ、脳内で快楽を伝達するD1型ドーパミンの受容体の量が増えていることがわかった。このことから、アルコール摂取の増大を妨げるには、ドーパミンの放出の阻害、もしくはD1ドーパミン受容体遺伝子の破壊が効果的であることが判明した。D1ドーパミン受容体は、餌の匂いの記憶など脳の高次機能に重要な役割を果たすことが知られているが、本研究により、その過剰な活性化は飲酒量の増大というリスクをもたらすことが明らかとなった。
    ◎参考サイト:東北大学 プレスリリース「酒量が増える脳内メカニズムの解明 ドーパミン報酬系の異常が飲酒の増大をもたらす」

(公開日 : 2021年04月02日)
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