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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年4月21日のヘッドライン

  • やり切ろうワクチン。Postコロナ。ワクチン接種に歯科医も動員。
    集団接種会場限定。医師法のハードルのクリアーが鍵。検討時間の壁も。

  • ファイザー社新型コロナワクチン、4割が2回目接種後に発熱 <厚生労働省>
    厚生労働省は4月9日、新型コロナワクチンの接種後の健康観察日誌集計の中間報告を公表した。調査対象は、新型コロナウイルスワクチンのトジナメラン(商品名コミナティ)を先行接種した国立病院寄稿、地域医療機能推進機構、労働者健康安全機構に属する施設の医療従事者の約2万例。それによると、1回目接種後の発熱(37.5℃以上)は3.3%だったが、2回目は38.1%と高率だった。発熱する場合は接種翌日が多く、接種3日後には解熱した。接種部位の疼痛は90%以上が自覚し、接種翌日が最も頻度が高かった。また1回目接種に比べ2回目接種では、接種翌日に頭痛(5割)、全身倦怠感(7割)を自覚した。副反応の発現頻度は、若年者・女性が高かった。2009年のH1N1pdmインフルエンザワクチン2万人調査との比較では、接種部位の疼痛の頻度が明らかに高かった。
    ◎参考サイト:健康観察日誌集計の中間報告

  • 日本人の6割の免疫から回避する新型コロナ変異株に注意喚起 <The G2P-Japan>
    東大医科学研究所の佐藤佳准教授は先ごろ、新型コロナウイルスの変異株「L452R」が、日本人の6割が持つHLA-A24というタイプの白血球による免疫から回避する可能性があり、かつウイルスの感染力を増強しうる変異であるとする研究結果を明らかにした。新型コロナ研究コンソーシアム「The G2P-Japan」の研究によるもので、佐藤准教授は4月6日、研究成果がbioRxivに掲載されていることをツイッター上で公表、日本人あるいは日本社会にとって、L452Rが他の変異株よりも危険な変異株である可能性が示唆されるとし、流行株のサーベイランスや空港での水際対策をより一層強化する必要性を訴えている。
    ◎参考サイト:The Sato Lab(Kei Sato) *twitter
    ◎参考サイト:An emerging SARS-CoV-2 mutant evading cellular immunity and increasing viral infectivity(bioRxiv)

(公開日 : 2021年04月21日)
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