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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年5月19日のヘッドライン

  • やり切ろうワクチン、Postコロナ。国営大規模接種センター、欠陥承知で予約システムスタート。
    真相曝露の一部マスコミに抗議。 防衛省、抜本的手直し無理、一部を24日までに改修、と。

  • ファイザー製ワクチン、日本人では新型コロナ変異株にも効果が期待 <横浜市立大>
    横浜市立大学は5月12日、ファイザー製ワクチンが従来株のほか、さまざまな変異株に対しても中和抗体の産生を誘導し、液性免疫の観点から効果が期待できるとする研究結果を公表した。同大の研究チームが同社製ワクチンを接種した日本人111名(未感染105名、既感染6名)を対象に、中和抗体(液性免疫)の保有率を調べた結果、未感染者でワクチン2回接種した人のうち、99%の人が従来株に対して中和抗体を保有していた。N501Y変異を有する3つのウイルス株(英国、南アフリカ、ブラジルで初確認された株)に対しても、90~94%の人が中和抗体を有していた。インド由来の株に対しても中和抗体陽性率が低下するような傾向は見られなかったという。結果、計8株すべてに中和抗体陽性であった人は全体の約9割(93/105; 89%)に上った。
    ◎参考サイト:プレスリリース

  • 妊婦への新型コロナワクチン接種、「メリットがリスクを上回る」 <日本産婦人科学会/日本産婦人科感染症学会>
    日本産婦人科学会と日本産婦人科感染症学会は5月12日、妊婦への新型コロナウイルスワクチン接種について、現時点ではメリットがリスクを上回るとし、接種対象から除外すべきではないとする提言を発表した。提言は、COVID-19 mRNAワクチンの生殖に関する研究はまだ完了していないが、現時点で胎児や胎盤に対する毒性の確認や、接種を受けた⼈が不妊になるといった報告はなく、「特に人口当たりの感染者が多い地域」「感染リスクが高い医療従事者・保健介護従事者、および基礎疾患を合併している場合」には、積極的な接種を考慮するとしている。ただし器官形成期(妊娠12週まで)は、偶発的な胎児異常の発生との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避けるべきとの見解も示した。接種を行う産婦人科医には、中長期的なリスクについては確認されていない旨を妊婦に十分に説明し、同意を得たうえで接種することを求めている。
    ◎参考サイト:COVID-19ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する方へ(第2版)【PDF】

(公開日 : 2021年05月19日)
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