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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年6月23日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。Postコロナ。アストラ製コロナワクチン、取扱いランクアップへ。
公費接種化を厚労省検討。血栓症副反応対策は国連学会の手引書で対応。 - 骨太の方針、オンライン診療などの方針打ち出す <政府>
6月18日、政府は「経済財政運営と改革の基本方針2021」(骨太方針2021)を閣議決定した。医療分野については、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、「希望する全ての対象者への接種を2021年10月から11月に終えることを目指す」と明記。新型コロナに関しては、医療提供体制の強化、ワクチン開発・生産体制強化戦略の着実な推進など、さまざまな項目を盛り込まれた。オンライン診療については、「初診からの実施は原則かかりつけ医によるとしつつ、事前に患者の状態が把握できる場合にも認める方向で具体案を検討する」とされた。同日閣議決定した「規制改革実施計画」では、オンライン診療/服薬指導の特例措置の恒久化が打ち出されている。
◎参考サイト:内閣府資料
- 「オンライン診療を担うのはかかりつけ医」改めて強調 <松本日医常任理事>
日本医師会の松本常任理事は6月16日の定例記者会見で、政府・骨太の方針2021と規制改革実施計画が発表されたことを受けて、改めてオンライン診療に関する日医の見解を示した。松本常任理事は、オンライン診療は医療機関へのアクセスが制限されている場合に対面診療を補完するものであり、安全性と信頼性をベースにすることが、オンライン診療を行う大前提との日医の認識を説明。そして、「安全性と信頼性」を担保できる医師は、身近な地域のかかりつけ医であり、オンライン診療も当然それに寄り添った仕組みとなるものと考えていること、例外的にかかりつけ医でない医師が初診からオンライン診療を行う場合には、かかりつけ医から提供された診療録や診療情報提供書などに基づき、医学的見地から対面診療と同等の患者情報が得られたと判断される場合にのみ認められるべきとの考えを示した。
◎参考サイト:日医on-line
(公開日 : 2021年06月23日)