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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年10月4日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。ワクチン接種 9月末総括。
全国民2回目接種率59.8% 7,570万人。
うち65歳以上 89.3% 3,190万人。65歳未満 48.0% 4,370万人。65歳未満は50%に届かず。
職域は全体の9.4%の710万人。これからが接種率向上の本番、堀内大臣に期待。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 新型コロナワクチン、5~11歳での安全性、有効性を確認 <米ファイザー>
米ファイザーは9月20日(現地時間)、独ビオンテック社と共同で、5~11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で安全性、有効性を世界で初めて確認したと発表した。両社は今後、FDA(米食品医薬品局)、EMA(欧州医薬品庁)をはじめとする世界各国の規制当局に、できるだけ早くデータを提出する方針も示した。また、今年後半には、5歳未満の子どもに対する治験結果も得られるとの見通しを示した。
◎参考サイト:プレスリリース
- 希少糖尿病に対するSGLT2阻害薬の有効性・安全性を確認 <神戸大学>
神戸大学は9月3日、同大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授らの研究グループが、希少疾患であるインスリン抵抗症および脂肪萎縮性糖尿病の患者に対するSGLT2阻害薬エンパグリフロジンの治験で、有効性および安全性が世界で初めて確認されたと発表した。全国5大学病院において、対象患者8例に対し同剤10mg を1日1回経口投与(効果の不十分な例には25mgに増量)した結果、24週間後におけるHbA1c値は、治療前と比較し平均で約1%低下した(8.46±1.45%→7.48±1.26%)。またインスリンを使用していた患者では、その平均使用量が約30単位減少した (116.5±38.9単位→89.0±52.3単位) 。インスリン抵抗症および脂肪萎縮性糖尿病は、強いインスリン抵抗性を示す稀な糖尿病であり、従来の経口血糖降下薬では効果が不十分な例が多く、多量のインスリン皮下注射の必要がある。今回の結果について研究グループでは「エンパグリフロジンが、希少糖尿病の治療の選択肢となることを示した」としている。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年10月04日)