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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。
2021年10月8日のヘッドライン
- やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。全国民コロナワクチン直近の一日当たり総接種回数91万回と100万回に届かず。
特に1回目は37万回と不振。1回目増えぬと2回目もじり貧に。
官邸コロナワクチン情報から。
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◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン
- 国産の新型コロナワクチン、国内1/2相臨床試験で良好な結果 <KMバイオロジクス>
KMバイオロジクス株式会社は9月21日、新型コロナウイルス感染症に対する不活化ワクチンKD-414の国内第1/2相臨床試験で、安全性と有効性が期待できる結果が得られたことを明らかにした。20歳以上、65歳未満の健康成人105人と、健康な高齢者105人を対象とした臨床試験では、高用量群・中用群、低用群、プラセボ群を比較。その結果、高用量群で最も高い中和抗体陽転率および中和抗体価が認められた。また安全性については、一般的な不活化ワクチンの想定を超える副反応はなかった。KD-414は、厚労省「ワクチン生産体制等緊急整備事業」に採択されており、2022年4月には生産体制を整備できる見通しという。
◎参考サイト:プレスリリース【PDF】
- AIを用いた電子カルテデータ等の利活用で共同研究を開始 <ノバルティス ファーマ・宮崎大・NTTデータ>
ノバルティス ファーマ株式会社は9月28日、国立大学法人宮崎大学、株式会社NTTデータと、リアルワールドデータ利活用に向けたデータ解析手法の検証に関する共同研究を開始したことを明らかにした。既存の医療情報データベースを活用して評価できる臨床的な項目は限定的で、特にがん領域では、評価が難しい患者情報、疾患情報、治療パターン、転帰及び臨床効果が多く存在している。また、患者の治療ニーズを理解し、治療環境を向上するためのエビデンス構築においては、電子カルテ内の医療情報をより活用していくための取り組みが重要であり、AI技術などを用いたデータ抽出方法を開発する必要がある。こうした現状を踏まえ共同研究では、電子カルテシステムに着目。データベースとして活用するためのフォーマット化がなされていない「非構造化データ」を利活用するための方法論的アプローチを、AI技術などを活用して検討していくという。具体的には、宮崎大学が匿名化された電子カルテデータおよび医療情報学分野の専門的知見を提供、NTTデータは、電子カルテシステムから医療情報を抽出する方法を検証するための分析支援を担う。ノバルティス ファーマは、がん患者の治療環境を向上するために必要となる診療データや診療報酬データの選定を行っていく。
◎参考サイト:プレスリリース
(公開日 : 2021年10月08日)