オベリスク F/U

会員制倶楽部オベリスク フォローアップ
≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年10月29日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。全国民ワクチン接種、1回目9750万人。
    一日当たり接種者13万人まで減少。1億人は未達で終了か。
    2回目は8970万人。一日当たり39万人。本日中にも9000万人到達。
    3回目、政府希望者全員接種に方向転換。詳細はこれから。
    ———————————————————–
    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • アルファ株とデルタ株の組み換え体と見られる新型コロナウイルスを検出 <国立感染症研究所>
    国立感染症研究所は10月18日、SARS-CoV-2ウイルスのアルファ株とデルタ株の組換え体と見られる、新しい変異株を国内で6検体検出したと発表した。8月12日から9月1日の間に採取された検体で、遺伝子配列はほぼ同一。組換えが生じた箇所は感染性・免疫逃避に影響が生じる箇所ではなく、デルタ株と比較して感染・伝播性や免疫等への影響が強くなる可能性はないと考えられるという。同研究所では、現時点では、追加的な公衆衛生リスクは無いと考えられるとしながらも、今後の動向に注意するとしている。
    ◎参考サイト:リリース

  • 2型糖尿病の外科手術は血糖改善・医療経済の両面で薬物治療より優れた効果 <ジョンソン・エンド・ジョンソン>
    ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーは10月19日、軽度肥満を伴う2型糖尿病患者を対象に、減量・代謝改善手術と薬物治療の効果を比較検討する研究結果を発表した。手術群は、医療法人社団あんしん会四谷メディカルキューブの患者データから、薬物治療群は株式会社JMDCの保険者データベースから抽出し、レトロスペクティブに治療効果を比較した。その結果、治療後1年目の糖尿病寛解(糖尿病治療薬を使用せずにHbA1c<6.5%となった状態)率は、手術群59%に対し薬物治療群は0.4%、また治療前と治療後1年目における月間薬剤費(中央値)の変化については、手術群では12,650円から0円に減少したのに対し、薬物治療群では5,240円から5,830円に増加した。同社ではこの結果について、軽度肥満を伴う2型糖尿病患者に対する外科的治療は、薬物治療と比べて血糖改善効果と医療経済効果の両面で優れていることが示唆されたとしている。肥満症に対する外科的治療としては、胃の容量を小さくしたり、小腸の一部に物が通らないようしたりするバイパス手術がある。日本では2014年にBMI35以上の高度肥満症患者で保険適用となり、2020年にBMI32.5以上で血糖コントロール不良の糖尿病患者までに保険適用の対象が拡大されている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年10月29日)
医療事務関係者のためのポータルサイト
倶楽部オベリスク
外来レセプト請求から文章指導・法律相談まで、”今” 医事現場に必要とされる情報やニュースを提供します。