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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年11月10日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。新型コロナワクチンブースター接種 とりあえずファイザー社のみ容認。
    厚労省発表。職域接種のモデルナは置き去り、交差接種のリスクも検証不足。
    欧米でのブレイクスルー感染事実の回避が狙い。具体策は今後の検討。
    直近の国民全体のワクチン接種完了率74.0%。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • 医療法人の事業報告書等をデジタル化する方針を明示 <厚生労働省>
    厚生労働省は11月2日の社会保障審議会・医療部会に、医療法人の事業報告書等の届け出事務などをデジタル化する方針を示した。医療法人の事務負担の軽減とともに、医療法人の経営実態を把握しやすくし、国や都道府県による支援・指導を促すのが狙い。厚労省案では、事業報告書などを医療機関等情報支援システム(G-MIS)へ電子媒体でアップロードできるようにするとともに、届出データが集積されたデータベースを構築するとしている。厚労省では、2021年度を会計年度とする医療法人の事業報告書等(届出期限22年6月末)からデジタル化する意向で、関連の省令を年度内に改正する意向だ。
    ◎参考サイト:第82回社会保障審議会医療部会(オンライン会議)資料

  • 新型コロナ診療の手引きが改訂、エアロゾルが主要感染経路と明記 <厚生労働省>
    厚生労働省は11月2日、「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き」第6.0版を公表した。感染経路について5.3版(8月31日付)では飛沫感染が主体としていたが、6.0版では、飛沫とともに「エアロゾル(飛沫より更に小さな水分を含んだ状態の粒子)の吸入が主要感染経路と考えられる」と明記した。また重症化リスク因子では、COVIREGI-JPの解析結果を紹介。入院時に酸素投与が必要である割合が高い因子として、慢性呼吸肺疾患・男性・肥満・心血管疾患・糖尿病・高血圧を挙げたほか、慢性腎臓病・心血管疾患・慢性呼吸器疾患(COPDを含む)・固形腫瘍・糖尿病・肝疾患のある患者では、入院中の死亡率が高くなることを明らかにしている。症状の遷延(後遺症)に関しては、国内の調査研究を紹介。発症または診断から6カ月後では26.3%、12カ月後では8.8%に何らかの症状が認められたとしている。そのほか、治療薬として9月に特例承認された「ソトロビマブ」(販売名:ゼビュディ点滴静注液 500mg)を追加。また妊婦に対する薬物療法を整理した。
    ◎参考サイト:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第6.0版【PDF】

(公開日 : 2021年11月10日)
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