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≪医療関連ニュース≫
主に医療機関や介護福祉関係にお勤めの方向けに、役立つ医療関連ニュースをピックアップして配信しています。

2021年11月22日のヘッドライン

  • やり切ろう、ワクチン。考えよう、Postコロナ。ブースター接種、足並みそろわぬ指令部と現場。全国知事会
    明快な判断基準求む。接種間隔や感染状況の評価等。ワクチン供給への不安も。
    コロナワクチン国民接種完済率9,600万人越え。75.8%。
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    ◇国内の新型コロナワクチン接種回数・接種率等☞首相官邸HP
    ◇国内の新型コロナ感染者数状況☞NHKオンライン

  • 全部位のがん相対生存率、5年は68.9%、10年は58.9%に <国立がん研究センター>
    国立がん研究センターは11月10日、全がん協加盟がん専門診療施設における、がんの5年/10年相対生存率を更新したと発表した。2011~2013年の約15万症例で見た5年相対生存率(以下、カッコ内は2010年~2012年の前回公表分)は全部位で68.9%(68.6%)。部位別で最も高かったのは前立腺の100.0%(100.0%)、最低は膵臓12.1%(11.1%)だった。2005年~2008年の約12万症例で見た10年相対生存率(以下、カッコ内は2004年~2007年の前回公表分)は全部位で58.9%(58.3%)。部位別では最高が前立腺99.2%(98.8%)、最低が膵臓の6.6%(6.2%)だった。5年、10年いずれの相対生存率も、多くの部位で微増しているが、国がんでは、一部低下している部位も含め「臨床的に意味のある変化は認められない」としている。
    ◎参考サイト:プレスリリース

  • 2020年のがん診断件数、前年比で9.2%減 <日本対がん協会>
    日本対がん協会は11月4日、がん関連3学会(日本癌学会、日本鴈治療学会、日本臨床腫瘍学会)と共同で実施した、がん診療への新型コロナの影響に関する調査結果を公表した。調査は今年7~8月にかけて、国内486施設を対象に胃、大腸、肺、乳、子宮頸の診断数などのアンケートを実施、105施設から回答を得た。それによると、2020年のがん診断件数は8万660件で、2019年より8,154件・9.2%少なく、治療数(外科的・鏡視下的)も減ったことがわかった。がん別の診断数の減少幅は、胃がんが13.4%と最大で、大腸がん10.2%、乳がん8.2%、肺がん6.4%、子宮頸がん4.8%だった。同協会では、2019年と同じように検診や通院ができていれば発見できたがんが約9%あったと推測。また、がん診断の減少は早期が顕著であることから、進行期の発見の増加、治療や予後の悪化、将来的にはがん死亡率の増加する懸念を表明している。
    ◎参考サイト:プレスリリース

(公開日 : 2021年11月22日)
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